フラット35Sの優遇金利認定は、コスト増のこともある理由

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フラット35Sの優遇金利の認定を受けると、5年間や10年間、金利を下げることができます。この金利引き下げは表面上かなり得した気分になります。しかし、認定を受けるためには家の性能基準を上げる必要があり、コストアップとなります。

性能基準をあげたほうが良いかコストの比較を考えてみます。

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もくじ

優遇される金利金額

フラット35Sは5年間ないしは10年間金利が優遇される仕組みです。今調べているときの制度で、0.25%下がります。

 

この0.25%は結構大きいです。3000万円の借り入れで0.25%金利が下がるとすると、月々六千円程度金利で安くなります。年間7万円くらいの金利減額です。これだけ考えると、ぜひに適応したい内容です。

 

優遇対象の家

ちなみに優遇対象の家の性能はこんな感じです。

フラット35 金利A

*住宅支援機構のHPより

フラット35 金利B

*住宅支援機構のHPより

 

認定だけでかかる費用

世の中なかなかフリーランチにはなりません。金利優遇の認定を受けるには追加のコストがかかってきます。

審査や審査手続きを進めるだけでも25万円程度のコストアップとなります。

仮にフラット35Bの金利Bタイプの適応を受けている場合、ここまでのコストメリットは35万万円ではなく、審査手続き等の費用を差し引いて10万円程度まで下がります。

できれば、金利Aタイプの適応を受けたいものです。

 

コスト比較を検討してから

費用が上がるのは、審査や審査手続きだけではありません。家自体の価格も上がるのです。

例えば、耐震等級3の家を建てようとすれば、基準を満たしていない場合と比べて柱の数や壁の位置や数を増やして考えなければなりません。上記で見た金利減額分はあっという間に吹き飛んでいきます。

結局、金利優遇とはトータルコストを下げるまでのものではありません。

一方で、家の性能を上げることができます。コストと金利の具合も戸建づくりの計画の際は、考えてみるべき点です。

 

【編集後記】
タクシーに乗って移動していると、お話し上手な運転手さんも多いです。面白いなということを言ってくれる方に会うこともあるので、またタクシーに乗りたいという気分になります。

【昨日のはじめて】
新車の運転

【子どもと昨日】
一人で上手に遊べるようになってきました。ふとこっちを見てかまってほしいときは、ちょこちょこっと寄って少しわしゃわしゃして。また、一人でどこかに行ってきます。そのうちどんどんと一人で遊ぶようにもなっていくんだと実感します。

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