話し合いの課程を意識して見る

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会議においてもワークショップにおいても、話し合いの過程がどう進んでいるかが大切なポイントです。一見うまくいっているような話し合いでも、過程が悪いと途中崩壊することもあります。また、結論までしっかり出てきても醸成されていなかったり一部の人を押し殺したりした内容になっていることがあります。

会社組織のように、上下関係が決まっている話し合いであればそれでもいいでしょう。また、素早く結論を出して素早く実行に移すだけの目的であればそれで構わないでしょう。

一方で、ワークショップやまちづくりの会議など、上下関係がなかったり明確な利益がモチベーションに直結しない立場では話し合いの過程がかなり大切です。また、目的が参加メンバーの納得度合いや新しいものを作ることであれば、単純なスピード結論を出したところで意味がないのです。

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哲学的な思考プロセスは過程から

科学的なアプローチであれば結論とそれを支える根拠が大切でしょう。科学の求めるところは再現性であり、どの人もその手順に従えば同じことができる。だからこそ根拠として求められています。

一方で哲学的な議論は結論や根拠だけでなく思考のプロセスも大切です。山登りで例えれば、山頂に着いたかどうかを科学は問題にしますが、哲学はどのルートを登って行ったかも同じように大切なのです。

ルートが大切ということは、人によってその意味や価値が変わってくるのです。

ワークショップは他者理解(=自己理解)や合意形成を行う上で同様の思考プロセスを追います。哲学的な思考と同様に過程も重要なのです。

話し合いの過程が悪ければ結論が良くても悪い

話し合いの過程が悪ければ結論がまとまったように見えても求める結果ではありません。話し合いの過程を大切にする一つの理由は、ワークショップが合意形成を目的としているからです。

中小企業のオーナーが一任で決めるような形では合意形成は図れないのです。合意に至るプロセスは、

  1. (意見の)共有
  2. 発散
  3. 収束
  4. 決定(分かち合いや振り返り)

となります。

話し合いの過程が悪いということは、上記の1共有や2発散が不十分な状態です。不十分な基礎の上に成り立った3収束や4決定というのは、あまり熟成されていない結論になります。

雰囲気を作ること

ワークショップの出だしの共有が初動です。初動がどれだけ上手に進むかにより、結論の良し悪しが変わってきます。

だからこそ、雰囲気作りが大切になってきます。

会社や利害関係の強い組織体は、この雰囲気作りが苦手です。鶴の一声や声の大きい人の論理で進んでいることがままあります。

停滞している社会においては鶴の一声では解決できない問題、数の論理や力のある人の意見だけでは成功にたどり着きません。だからこそ、いろいろな声を拾い上げられる雰囲気を作ることを意識します。

ワークショップで過程を意識する場合、こういった一連の連なりを意識してみると良いでしょう。

【編集後記】
子どもとおもちゃを使って遊んでみました。おもちゃも楽しいのですが、喜ぶのは今はコミュニケーションだと感じます。ベビーサインももっと使ってみます。

【昨日のはじめて】
ほうれん草三種おかず

【子どもと昨日】
朝は少し遅めに起きました。起きた瞬間の見送りになり、ちょっとぼうっとした状態です。夜は少し遅いので、また明日遊ぶつもりです。

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