旗竿地は価値がない?7割に嫌われる理由と固定資産税評価額・通風・採光

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旗竿地は買いに値する土地なのでしょうか。不動産屋さんに聞けばおおよそやめておけと言われるでしょう。建築士に聞けば、良いとも言われます。一般の人に聞けば、10人中7人くらいはダメというでしょう。

この差はなんでしょうか。価格は安いので性質を理解した上であれば買いになる要素もあります。考えてみましょう。

旗竿地

*旗竿地の建物を壊しているところ

不動産屋さんが旗竿地をダメという理由

不動産屋さんに旗竿地の良さを聞けば、通常ダメと答えます。

買うのは自由です。でも売りにくいし評価が低いのです。媒介や代理をしている不動産屋さんは、この土地の市場での一般価値の低さを身をもって知っています。

旗竿地は安くていい。安住の土地にするのであれば不動産として問題ないという案内をしているウェブもあります。

しかし、あなたは永遠には生きられません。土地は永遠にあり続けます。いつか知りませんが、子どもや孫がその土地を売る時がやってきます。(あなたの)安住だけで選ぶのは得策か疑問です。

人は一人ではこの世を去れませんし、この世で得たものを向こう側に持っていけないのです。安住は安住でいいのですが、そのスパンは自分の人生以上に想定してみてください。

その上でいいのであれば購入するに値するでしょう。

建築士が旗竿地をいいという理由

建築士は腕のいい料理として、腕の見せ所になるのが旗竿ちです。

料理人で言えば、少々素材の味が素材の持ち味を活かすのは、一部の腕の立つ人だけなのです。建築士によっての出来栄えにもかなりの差が出てきます。

また、旗竿地は安いです。だいたい7−8割の金額で購入することができます。3000−6000万円の間の土地であれば、900万円ー1800万円の金額差が現れてきます。

900万円もあれば、キッチン・お風呂・洗面台の三点セットを2ランクくらいアップし、外構を完璧にし、外壁をタイルにし、室内の壁紙を塩ビでなく和紙にしたり漆喰にしたりしてもまだお釣りがきます。

土地は利便性ではあるのですが、建物が良い方がすみごごちが格段にいいです。土地でなく建物にお金を回せる旗竿地は、居住の快適性を考える建築士にとって比較的良い選択肢なのです。

一般の人10人中7人が旗竿地をダメという理由

では、あなたの親や親戚が旗竿地をなんというか。評判は悪いでしょう。

私の周りでも、旗竿地を購入したご近所さんに対して「あんな土地を買って・・・」という言い方を耳にします(弁明のために、そういうその人は土地を持っていないのですが・・)。

外から見えるのは全体の1/3にも満たず正直かっこ悪いというのが一般の人が旗竿地を否定する理由です。

しかし、これらの人はあなたが建てる旗竿ちの建物に住みません。あなたが良いと感じれば、購入すればいい。ただ、購入の際にはこれらの人にしっかり説明できる論理と自分の中の揺るぎない価値を作っておくといいでしょう。

固定資産評価の低さの理由を確認してみる

さて、3者の言い分を並べてみました。並べてみた違いの他に、実際の価格差とそれが何からきているのかに焦点を当ててみましょう。

土地評価額

路線価でその地域の土地価格はおおよそ水準があります。そこに土地の形状(旗竿地だったり間口の大きさだったり)を考慮して土地の価格が決まってきます。

旗竿地は土地評価としても、正方形だったり長方形だったりする土地の7割-8割程度しか価格がつきません。

土地鑑定の方の算式があり、そういう評価額になるのです。

また、論理的な評価額で土地は売れません。実際のマーケットで価値を評価してもらえれば価格は上がりますが、上記の通り一般の人から見た旗竿ちの価値は低いので、低い方に引っ張られると考えておいた方がいいでしょう。処理の時の目安が変わってきますので。

風抜けと光が入りにくい

別に価格や誰かからの見た目で住むわけではありませんので、正直その辺りはどうでもいいと割り切ってくれる方もいるでしょう。

しかし、旗竿地は、「風抜け悪い」「光が入りにくい」という欠点があります。

これは、ほぼ四方向を(隣家の)壁に囲まれている土地なので、一般的に光や風が入りにくいのです。

風や光が入りにくいと乾きにくくカビの温床になります。人は太陽と適度な距離で生きなければ心地悪いです。だから環境雰囲気も悪くなります。

この点は建築で(ある程度)カバーできるとはいえ、カバーをしないで建売のような建て方をされるとなんのために戸建を建てたか分からなくなりローンを払うのがバカバカしくなります。

建築的工夫が必要

旗竿地を買うのはあなたがその価値がどうなっているかを理解すれば問題ありません。外壁を工夫してもあまり周りから見えない。だったら全部サイディングでいいでしょう。その分の費用を別のところに回せば住環境の良さが格段に上がります。外壁の「見た目」がよくてもそれほど外壁ばかり眺めませんので。

ちなみに、出来上がった家の外壁を眺めて満足するのは男性が多いと言います。

その他、通風と採光の工夫も施しましょう。

コートハウスもオススメです。

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利用価値を見て、地位財では選ばない

色々と説明しましたが、土地を買う場合は地位財の観点で選んではいけません。この観点は必ず持っておいてください。

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「誰かに自慢するための家」はちょっと時代遅れです。家を持つことですら時代遅れと言われる人もいます。私は選択肢の問題なので家の(一時)所有は構わないと考えます。処分や貸すことも視野に入れておけばいいだけです。やり方によって儲からないわけでもありませんし。

ただ、見栄えを過度に気にした土地選びでは処分や貸すことに障害が出る場合があります。大きな買い物という決断、理性と本音。これらに揺さぶられるでしょうが、見栄のために土地を選ぶのは避けていきましょう。

【編集後記】
新卒採用の季節ですね。まだまだ時間があると考えていると一気に夏くらいになっていきます。採用する側もされる側も自分たちに合う出会いを見つけられるようにがんばってください。

【昨日のはじめて】
家族でとあるバイキング

【子どもと昨日】
見送りをされるのがちょっとつらいです。以前は私が見えなくなってから「バイバイ」の手ふりをしていたようですが、最近はちゃんと見えているときにバイバイをしてくれます。

ただ、最近のバイバイは「一緒に行きたい!」という気持ち満載の悲しそうな顔をしてます。いたたまれない気持ちとはこのことですね。用事を済ませたら早く家に帰って一緒に遊びます。

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