貿易入門– category –
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防御のための為替予約
為替予約と聞くと、投資関連に引きずられがちですが、必要な貿易に関してリスクを抑えるために有用です。必要であれば、都度予約するくらいで対応をしておくのがよいです。 【為替予約は損をする?】 為替予約は損をすると言われることがあります。 「予約... -
国際輸送で積み重ねて運んでよければ費用は下がる
国際輸送をする際にはコストを下げたいです。 昨今では、コロナ禍の中で船が減っていたりその間のコンテナ本体の自然減で輸送コストが上がりました。追い打ちをかけるように、ロシアとウクライナの問題があり、領空制限を受けて航空コストも上がっています... -
EXWで輸出免税になる制度上の想定がされていないこと
輸出関連で税務がからむと、なかなか税理士さんに聞きにくいところです。 税務も輸出も専門的な部分があり、その両方を包括することについては回答が得にくいです。 ところで、EXWについては原則、輸出免税の対象とはなりません。 EXW渡しの場合、相手が海... -
サレンダードB/LとSea WaybillやExpress B/Lとの違い
Sea WaybillやExpress B/L 貿易関連で船に荷物を積んでいると サレンダードB/L Sea Waybill Express B/L が出てきます。 通常のB/L(船荷証券)でもわかりにくいですよね。それなのに、他のバリエーションが出てくるとさらに迷ってしまいます。 共通点から理... -
ノミネーションの指示で輸送させる場合に、気を使う船積日と売上計上日
ノミネーションで指示をして配送をさせる場合に、相手側に気を使う売上計上の時期についてまとめてみました。 FOBの条件において、ノミネーションで相手国に指示をして船積みをさせる場合の費用負担はこちらです。 費用負担をするので、その判断や選択にお... -
インコタームズの定義が相手と違う場合にどう対処するべきか
海外とやり取りをしているとインコタームズの解釈の違いに出会います。 インコタームズは定義されているものではありつつも、私法の一部。 契約をどのように行うかには、ある程度の自由さが存在するでしょう。 でも、相手とインコタームズの定義が違う状態... -
UN番号:国際輸送で危険物を運ぶ際に必要な国連番号
先日買ったMacBook Airの側面には「UN3481」と記載があります。 MacBook Airは中国から送られてきているので、運搬においてこのような注意書きが載っています。 国際輸送をする際によく出てくるものなので、今回は、UNについてまとめてみます。 【UN番号と... -
EXW渡しの場合、相手が海外の事業者でも消費税がかかる
輸出時の条件で迷うのが、EXWの場合と消費税です。 貿易の場合には、Incotermsがときおり変わります。相手が国外の事業者の場合、CPTやFOBなどに引きづられ、条件がEXWになった場合に消費税の計上を忘れがちです。 念のために注意が必要な部分です。 【EXW... -
航空輸送でFOBが使えるか
航空輸送でFOBが使えるかどうか考える場合があります。 結論から言えば、使えません。代わりにFCAを使いましょう。理由を説明していきます。 【船に載せるかどうかの概念に合わない】 FOBはFree on Boardです。本船渡しと日本語訳されます。船に載せること... -
DDUはまだ使える?Incoterms2020での代わりはDAP
Incotermsを使っているといまだにDDUが出てきます。 DDUはDelivered Duty Unpaidで指定仕向地持込渡し(関税抜き)の意味です。 いまだに愛される(?)理由とともに今はDAPを使いましょうということを考えてみます。 【DDUが使われるのはわかりやすさ】 ...