コロナ禍後の新卒採用はどうなるか

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | コロナ禍後の新卒採用はどうなるか

コロナ禍後の採用はどうなるんでしょうか。

感染状況の改善が、なかなか見えてきませんね。
それでも、採用自体の平均は良くなっています。

この傾向は今後も続くと予想されています。
人材がほしい場合は、積極的な投資が必要でしょう。

今回は新卒のコロナ禍後の動きを考えます。

 

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*書いてみたロボット

もくじ

コロナ禍後とはいつか

コロナ禍は収まりませんね。
いつが終わりかは、 誰もが知りたいものです。

facebookは5年から10年くらいは今後の勤務が在宅を織り交ぜてなると出しています。
他のIT企業は永続的に在宅を混ぜる話が出ています。

これらからは最低でも5年以上は勤務への影響が出てくるということですね。

IT以外の企業であっても、勤務の形態に影響を受け続けます。
不可逆的なところと感じるところです。

「コロナ禍後」というのは、この意味から、「A コロナが完全に収束した時点」、「B すでに入っている」の2つと解釈できます。

「A コロナが完全に収束した時点」は、最低でも2025年から2030年くらいでしょう。
「B すでに入っている」と考えれば、2021年から2025年くらいのところです。

それほど先のことを予測してもわかりませんので、「B すでに入っている」として2021年や2022年をみるといいですね。

 

2021年卒と2022年卒をみる

新卒採用の2021年はどうだったのでしょうか。

リクルートの就職未来研究所が集計している数字では、以下のとおりです。

  • 2020年卒 85.1%
  • 2021年卒 73.2%
  • 2022年卒 80.5%

 

2021年卒と2022年卒昨年よりも7%程度上がっています。
2020年卒は、コロナ禍が始まる前です。
このときは新卒は売り手市場と呼ばれている時期で内定率も良かったです。

2021年卒で、コロナ禍で完全に面接が中断されたケースも聞きましたが、2020年卒と比べて10%程度しか下がっていません。
また、2022年卒でも回復傾向が見られます。

となれば、コロナ禍の新卒採用の内定率の影響についてはそれほどでもないといえるでしょう。
だから、人材がほしい企業は積極的に参画するべきところです。

また、採用してほしい人については、それほど心配する必要がないともいえます。
とりあえず、新卒の話ですが。

 

採る方も採られる方も積極的に

ただ、問題としてあるのは、教育、社内交流、就職継続、販売方法の変更といった点でしょう。

内定率が変わらず採用をされたとしても、教育の仕方が大幅に変わっています。
接触を避けているため在宅で勤務をしている人が増えました。

直接顔をあわせないとできないとされているしごとに対して、今までの思い込みが変わったといえます。
特に、入社直後の教育においてそれが出てきます。

「家から働けるのでうれしい」という側面がありますが、社内での交流は制限されています。
組織に対して働くという感覚が変わってきます。

そうなると、就職してその組織で働き続けるという箱をつくるのが難しくなります。
はたらいている側としては、所属の意識が薄れればやめたいと考えることも増えるでしょうし。

採用の率は変わらなくても、傾向として、「理念を共有できる人に入社をしてほしい」ことを挙げる企業が増えました。
採用時においては、賛否はあれども志望動機や意欲を重視するという採用評価になります。

企業側は、あぐらをかいていれば就職した人が集まるという状況ではありません。
にもかかわらず、理念に共感するほど志望度の高い人を集めるという難問にあたります。

応募側は、採用される上での心配は大きくないですが、気持ちのそこから働きたいという企業を見つけるのは、難しいままです。
直接企業に会える機会が減りました。
WEBでも直接でも理解度に差が出ないというアンケート結果もありますが、志望度が高い企業を探すのはもともと難しいことです。

また、さらに一歩進めば、販売方法が変わります。
このようにWEBでの就職やら授業やらを受けている側が、購買層に回っていくことを考えれば、購入までの意思決定プロセスが変わります。
集客の方法が変わります。

社内での教育体制も、大きく変えていくべきでしょう。
ただ、実際そこまで対応できているところは多くない印象です。

しばらく待てば、「働き方や売り方は戻るんだ」というなんとなくの思い込み、希望的観測が中心になっていて、どうしても、新しい体制に対応しようという組織は多くありません。

変化へのチャンスであるともいえますが。

採用する・されるにおいて、機会的な遺失は大きくならないですが、採用対象の選定において、組織への愛や動機を求めるところが増えそうな気配です。
ちゃんと、今後の変化に気づいている組織は特に。

 

 

【編集後記】
セミナーですね。
とりあえず、時期を見て次のネタを検討します。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○

【子育て日記(4歳・0歳)】
子ども用のおもちゃを注文したのですが、なかなか発送がない状態。
販売元に問い合わせをしています。

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