RPA担当者のメンテナンス効率性からは、組織よりも独立する方に向く

mogurin baikinman
RPAのUiPathを中小企業において導入してみています。
知らない人に使ってもらえる工夫を仕込んだ上でですが、確かに役立ちます。

一方で、かなりメンテナンスが必要です。

RPAを今操れる人は多くないです。
そういった方はスキルも高く、業務全般でも欠かせない存在でしょう。
そうした人の時間を奪って知らない人の業務効率化をする。

mogurin baikinman

*子どもと作ったもぐりん

もくじ

実行の簡素化

RPAの一つ、UiPathで実行をするときはできる限り簡素化しております。

最初はプログラム本体を立ち上げて実行していましたが、裏側が見えるのが嫌なので、UiPath Robotでワンクリック実行ができるようにしています。

VBAでいうと、裏側のプログラムまで行かずに、実行ボタンをつけて上げる感じです。

とても単純な間違いで実行できなかった例

ワンクリックで実行できるように設定しても、予期せぬところで失敗します。
気になったところを列記します。

余計なところでキーボードのボタンを押す

プログラムの実行中に余計なところでキーボードを押して誤作動です。
マウスに触って別のところを押すこともあります。

人為的なミスです。
RPAをプログラムする際に予期ができません。
対策にパソコンの制御を一時的に奪うのも、停止の自由を奪うためイマイチな選択肢です。

「気をつけてね」としか言ってあげられません。
組織で使うと、自分では何も気にせずに完了できることがネックになります。

レガシーシステムをRPAで動作させるときの挙動

古いけど使わないといえないシステムの挙動がパソコンによって違う問題があります。

実行するパソコンと同様の機種を使ってRPAの設定をしたのですが、動作の差がでます。
具体的には、「Enter」で次の入力欄に送る際の、そのスピードが違うのです。

一旦停止をする時間を0.5-1秒で調整します。

1秒待つと入力全体がかなりもっさりしてしまうので、ミリ秒単位で実行します。
しかし、早すぎると実行がうまくいかない。

UiPathで1秒未満(ミリ秒)待機を指示する方法

他の人のパソコン用に作るときは、この調整工程を反復する必要が出て、労力がかかります。

VBAの挙動

RPAにVBAを組み込んでいます。

EXCELの中だけでできることは、わざわざRPAにしなくてもVBAで十分です。
しかし、こちらの挙動もちょっと癖が出ます。

本当は一人で使うべきプログラムを共有することが煩雑にする原因でしょう。
小さいグループで実行する場合は、どうしても共有したいものが出てくるのでがんばりますが、カスタマイズに苦労するところです。

SQLの挙動(RPAは関係なし)

SQLとの接続実行をVBAで行っています。
プログラムを共有しながら、別のパソコンで実行する際のちょっとした設定違いもめんどくさいところです。

ここはRPAは直接関係ありません。
おまけです。

メンテナンス係になる非効率性と他人の効率化

組織の中でRPAを今使える人は、希少な存在です。
VBAを使えるだけでも希少価値がありました。
同じ方(Aとします)が、両方扱えているケースが多いのではないでしょうか。

Aがプログラムを作って実行するのはBです。

Bはプログラムのことはわかりません。
何か問題がったら、Aに言ってきます。
なんなら、「Aが悪い」くらいに感じている可能性すらあります。

働き方改革の残業削減においては、Bを早く帰らせることが組織として求められるのでしょう。
でも、Aがメンテンナンス係になっています。

効率の悪いBを改善するためにAの仕事が増えてしまいます。

IT関連部門で昔から問題でしょうが、Aの努力は組織で評価することができていません。
個人の善意に帰結する改善になります。

非効率的な状態です。

独立する人の時間 対 事務作業で割に合う

上記のような組織での無駄な関係性や評価を抜きにして効率化の結果を享受できるケースは、独立する人が自分でRPAを使うことです。

人を雇ったり指示するよりも効率的に動いてくれるので、RPAはフリーランスや独立する方、ひとり士業の方が使うと効果が出やすいです。

これらの方にとってRPAは、ぜひ取り組みたいプログラムです。

【編集後記】
なかなか癖があってうまくいかないところもありますが、RPAが決まると靴を履いたまま足のかゆいところを上手にかけたくらいスッキリします。

熟練度上げていきたいところです。

【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO

【一日一新】
スーパーBIGチョコ

【子育て日記(2歳)】
英語の本を読むと、一応ちゃんと聞いてくれました。
「ねこしゃん!」とか、なにか、ひっかかるポイントがあるようで、本の脇道にそれながらも楽しく読んでいます。
一足飛びでなくとも、少しずつ一緒にこなしていこうかなと。

 

もくじ