境界から距離のない建売住宅の外壁を補修できるか

隣り合った家

建売戸建てを買うとしても、売りやすい土地や建物にしたいものです。

売却する時期によりますが、近隣との家とのすき間がない家は外壁の修理ができません。
売却してしまうストーリーとしていくつか挙げられます。

  • つぶして売るのか
  • リノベーションのために売る
  • 今のままの姿で売りたいのか

購入するときには、誰かに直してもらえる外壁の余力があるかは、検討しておきましょう。

隣り合った家

*隣の家とのすき間がない状態

もくじ

建売住宅は境界ギリギリまで建てている

建売業者が土地を購入すると、ほとんど境界線ギリギリまで建築するようにします。

境界線ギリギリまで建築した方が、広い家が建てられるからです。
明るさや使いやすさよりも、広さの数値を重視した取引がされることが多いため、広い家が求められがちです。

図で見てみます。
こちらが境界線ギリギリまで建築した図です。

所有者が一緒の土地の場合

一方で、それぞれ所有者が分かれていると、境界線から通常は一定距離を空ける必要がありギリギリまでは建てられません。

結果として、白枠部分で家が小さくなります。

所有者が違う土地の場合

家と家の間がない住宅は探せばいくらでも見つかります。

分筆前の様子

 

実質直せず。壊すか無視するか

家と家のすき間がない場合、その外壁を直すことが難しいです。

こちらの写真を見ても、人が入れません。
実質直せません。

外壁を直せるとしたら、隣の家がたまたま取り壊しになって、修理時に借りる方法くらいです。
まあ、でも、お隣に何かものを言うのも、めんどくさいですよね。
できなくはないですが。

境界線と家

 

建物価値はゼロになる、売るに建物はジャマ

建物を持っていると、売るときは付加価値だと考えますが、実際は違います。

建物を買うのなら相応の対価を払ってくれと売主は言います。

買主からすれば、その家を使いたいわけではないことがほとんどです。

古い家であったり、構造が気に入らなかったり
そもそも駐車場として使いたいだけかもしれません。
建て直すのなら、結局壊さないといけない。

売買交渉の中で、建物を取り壊して売ってほしいということも聞きます。
住宅ではそこまで交渉にならないでしょうが、法人のものであれば取り壊しの話も出るものです。

建物は、土地を売るときにはジャマになってしまうことがあるのです。

やり取りしてくれる業者は見極めるが、去ることも前提

やり取りしてくれる会社がどこまで中立かはわかりません。
短期の売買の成果を判断されているところがほとんどですが、住宅は何十年も住むことを念頭において購入します。

いい担当者でも、気がついたらいなくなっていたなんてこともあります。

やり取りしてくれる会社がどこまで中立かはわかりません。
短期の売買の成果を判断されているところがほとんどですが、住宅は何十年も住むことを念頭において購入します。

いい担当者でも、気がついたらいなくなっていたなんてこともあります。

 

最近見かけた不動産系の広告もどこまで本当なのかなというのがありました。

  • (1)新型コロナウィルスの関係で、在宅ワークが増える
  • (2)オフィスから離れた家の需要が増える

この辺りはまだいいのですが、

  • (2)オフィスから離れた家の需要が増える
  • (3)仕事ができる共用部分付きのマンションが売れる

と結論づけていました。

不特定多数の人が出入りする場所をわざわざ求めるのか、疑問です。
仕事ができる場所であれば、少しは飲み食いします。

知らない人と場所を共有したくないと考えるのが自然ではないでしょうか。

宣伝文句もよく見ておくといいですね。

買うなら売れる土地

戸建ては夢を持っている方が買うことが多いでしょうが、出口も見ておくべきでしょう。
出口とは、処分方法です。

買うなら、手放すことも頭の片隅に入れるべきです。

また、人はいつか世を去ります。
土地はそのまま残ります。
一人で永遠に支配することは現実的ではありません。

売らなくても、売れる価値は大切です。
相続するのに、費用ばかりかさむものになっても相続する人はよろこびませんよね。
最近では、子どもがすでに住宅を持っているなんてこともまま聞きます。

手放せることを前提に購入をしておきましょう。

【編集後記】
Google AdSenseの不具合があったようです。
すぐに直そうと探しましたが、解決はされていたようです。

何もしなくても、振込が完了されていたようなので大丈夫でした。

【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO

【一日一新】
中尾清岡堂 maru

【子育て日記(2歳)】
お話の読み聞かせをしているせいか、人形を戦わせているときに
「〇〇はとんでいってしまいました~」と
解説しながら、遊んでいました。

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