マンガやアニメの男女比・心のチカラはどこか違和感

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マンガ、アニメは国を超えて人気です。
でも、国内を含めて表現への偏りが指摘されることがあります。
人気や需要に応えてやむを得ずという側面もあるでしょうが。

ただ、現実世界側の構造しか理解していないと、確かに疑問を感じます。
男女比や心のチカラへの偏りについて、ちょっと気になったのでまとめてみます。

もくじ

男女比の疑問

男性向けや異世界系で多い、俗にいうハーレムもの。
主人公を自分を同一視する目線で考えれば、惹かれる設定なのかもしれません。

でも、現実世界では起こり得ない、あるいは起こりにくいのではないかと。

そもそも主人公一人が男性、それ以外の主要キャラクターが女性というのは、自然な数値から離れています。

例として、2020年1~12月の間に成人を迎えた人は、男性約64万人、女性約60万人。
女性を分母とすると、は105.6%です。

女性向けのノベルでも、女性1人に対して複数人の男性が言い寄っていくパターン。
男女比を考えて、男性1人に群がるよりも、ちょっとだけマシな数値かもしれません。
それでも違和感はあります。

全体と同じ行動をするのを嫌う人もいます。
Aさんだけがモテるというのは、同質性が強すぎる違和感も出ます。

「イケメンが苦手」という女性の知り合いもいて、男性陣の救いでした。
ただ、当然のことながら、おで「イケメン」の話は絶好のおかずでもあります。
しごとができなくても、「イケメン」という属性で話題の中心をかっさらう男性も多々見かけますので。

話を戻して、男女比や好みがある上で偏った男女の登場があるというのは、環境や社会的背景が割愛されている可能性があります。

フトアゴヒゲトカゲのように、染色体上でメスであっても、温度が高くなるとオスになる性質があります。
クマノミもその支配的立場の変化によって、オスがメスになる。
一方の性にだけかかる感染症で数が激減するという設定のものもありますね。

そういう背景がないと、わたしたちが身の回りで理解する数値とは数が異なっています。

心のチカラ

心のチカラも違和感があります。
ふっきれることでパワーアップするという点。

精神と身体の話は別としたのがデカルトの心身二元論。
分けることによって、「科学的」なるものを分離して考え、自然現象を探求する基礎となったと言われます。

もちろん、デカルトへの批判はあり、心と身体の相互の影響というのも当然あるでしょう。
でも、永久機関を諦めることにつながった「エネルギー保存の法則」から考えれば、魂が燃えているからといってもエネルギーがわく感じはうけません。

呼吸はエネルギーを効率的に生み出す大切な方法。
特別な呼吸をすることでエネルギーを高める方法も、マンガ・アニメでよく出てきます。
未知なものを否定するわけではありませんが、現段階で呼吸法を変えて、取り出せるエネルギー倍にするということは、想像しにくいです。

心と身体の話は、思春期のような考えを持ってすると、とても腑に落ちるのでしょう。
10代に限らず、心のチカラがウケるし、使われる理由でもあります。

ただ、自分探しで世界を巻き込む戦いになるのは現実世界で想像がしにくい。
戦いでも戦争でも兵站が必要で、仮に心を燃やしてエネルギーをたくさん得られるとしても、兵站がうまくいかくなることを感じさせます。

違和感を無視するかは、対象読者の広がりとのバランスで

物語が論理的である必要はないです。
面白さとは、論理を超えた躍動感、現実離れしたことができる面白さがあるから。

さりとて、違和感とはどこかで向きあう必要があります。
これは、対象読者の広がりをどこにおくかということが関わってきます。

インターネットで情報流通が多いと、意図したところ以外にも伝わって、あらぬ嫌疑をかけられるかもしれません。
その意味で、意図しない部分については、違和感を減らしておくべきかもしれません。

歴史や法律背景などをどこかに感じさせると、違和感を帳消しにしてくれるかも。
とあるアニメを見て感じたところです。

【編集後記】
後輩に会って、少し話を。
人生を謳歌しているのを見て、うれしくなりました。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○

【子育て日記(5歳・1歳)】
一緒に外の貸し切りお風呂へ。
普段と違う場所ですし、水量も違うので、新鮮だったようです。
気分転換になったかなと。

もくじ