発言ができない面接でワークショップデザイナーが意識している8つのこと

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あまり発言ができない面接があります。
主体として出る人が他にいるものです。

発言しない場合には、その会議に出る意味はない

などとも言われますが、ワークショップを学んだ立場として、発言がほとんどできない縛りがある上で、どう役立つか。

8つの点でまとめてみました。

もくじ

表情を出す

面接において、あまり聞き手側が表情を出していないことを見かけます。
でも、ちゃんと聴衆がいるインタビューというのは、とても話しやすいものです。

逆の例を挙げれば、厳しい役員ばかりがいる面接というのは話しにくいもの。
「そこを乗り越えて話せる人を取る」ということも能力査定としてはわかります。

ただ、面接をうまく乗り切れるだけが、現場でのパフォーマンスを保証するわけではありません。

だから、人事側で、日頃の素養としての片鱗を出せるかどうかを見るために、発言はしなくても、表情を出して聞いているという人に対する対応を確認します。

そんな雰囲気を出しても見てくれない人がいますが。
前後の助け舟や評価で使っているところです。

動作

表情に近いところですが、身体を使って聞いてみています。

発言ができればなおいいのですが、発言ができないという縛りの上での話です。

聞いているとき、発話者の方をちゃんと向いていたり、発言に対してタイミングを取ってちょっと身体を動かしてあげる。

気づく人は気づきます。
気づかない場合であっても、ちょっとだけは発言しやすくなります。

動作だけであっても、その場の雰囲気をちょっと変えることができます。

声に出さなくても相槌

身体の動きに似ていますが、相槌を意識します。
動きでも相槌はつくれるので。

ちょっと首を動かすでもいいです。

別の相手に納得しなくても、日常会話の中で相槌をうちますよね。
それと同様です。

声が出せない状態でも、相槌を意識した動きだけで、その場の雰囲気をちょっとだけ変えられます。

会場の設営

会場の設営は、気合を入れいている一つです。

席の配置、それらの距離感、器具の具合など、事前に確認できます。
わたしが対応できる場合は、いつもちゃんと会場の設営を確認しています。

その場の使い方、面接官の雰囲気などから、人によってちょっと場所を変えたり。
それがままならなくても、面接を受ける側からの見え方がちゃんとなっているか、確認をします。

話せなくてもできることです。

空調位置

空調の具合も気にします。

コロナ禍の上でweb面接の場合であっても、こちら側の環境だけとして気にする場面は出てきます。
それぞれの家から面接を行っている場合には、さすがにあまり出番はないですが。

誰が担当するのかというスキマにもなりやすいです。
空調の稼働状況をちゃんと確認したいものです。

ゴミなどがないか

面接会場や面接会場までの経路にゴミがないか、確認をしています。
そういったゴミが落ちていないことが、当然の状態をつくります。

小さな気配りになりますが、キレイというのはとても大切なことです。
気にしない方であればいいです。

でも、気にする受験者であれば小さなゴミを見つけるだけで面接官側の印象が悪くなります。

キレイを気をつけること、発言できなくても気をつけられるところです。

抜けもれの確認

聞くべき事項の抜けもれを確認できます。

普段の発言が許されていなくても、その場で状況に応じて不足分を聞くことを催促します。
あるいは、援護射撃としても可能です。

話さない方が第三者として客観視できます。
抜けもれの確認をするのは、話さないからこそ注力できるところです。

事前確認のリマインド

面接が始まる前に、必要事項のリマインド、工程の確認などを促せます。

面接官は評価ばかりに気を取られがちです。
「入社意欲を上げるように気をつけてください」と一言全体に伝えるだけで、その場で発言をしなくても、雰囲気をちょっとだけ変えることができます。

事前確認というのはさもないようで、とても大切なところです。

また、面接の前後の工程を面接官全体で共有しておく。
それだけで、会の運営や評価の流れをスムーズにできます。

話せなくてもできることはある

話せなくてもできることは意外とたくさんあります。

ワークショップを運営する目線を持つと、発言ができない面接もちょっとだけ変えられます。
話せないという縛りがあったときの工夫として参考になったらうれしいです。

もくじ