2026年も租税教室を実施させていただきました。
私の場合は、租税教室を行う前に、必ず担任の先生と打ち合わせをさせていただいております。
最近は、アクティブラーニングを文部科学省が推進しており、それに伴って大阪府教育委員会や大阪市教育委員会の教育指針を見ても、自ら主体的に学ぶ力として同様の項目を掲げております。
そうすると、私の得意な方法の一つであるグループワーク形式やワークショップ形式の授業が合うことが多いです。
もちろん、ご希望に合わせてスクール形式に重点を置く授業をすることもあります。ご要望次第です。
グループワーク形式とスクール形式は、対立構造に捉えられることがあります。
それは、法学を学ぶ際に、事例を深くたくさん学ぶことが基礎になるからです。
法学に関わっている人は租税教室の授業を設計する際に、法学の基本的な部分と、今学校で求められていることやグループワーク形式のことについて、この構造を整理しておくとわかりやすいです。
法学の基本は事例や法則を学ぶこと
法学を大学や大学院で修めると、たくさんの事例を学ぶことが求められます。
入試などで、租税についてわかっていないと感じていても、関連の事例を20−30個学ぶと、そこには裁判の判断でルールがあることが見えてきます。
修める際には、文字を読み込み、一人でその内容に耽って、あれやこれや言い回しやその趣旨を吟味することが味わいです。
裁判を中心とした法学の基礎的な学びはこういう部分にあると考えます。
しかし、一方で、これは世の中では受け入れられにくいという実感があります。
例として、法学の難しい事例ではないのですが、少し資料を多めにして、整理をするワークショップ形式の授業を実施した経験があります。
児童の方が優秀だったため、こちらの意図を組んでしっかりとまとめていただけました。
しかし、ついていきにくい方がいらっしゃったのも、拝見しています。
また、その事例を別の学校で当てはめた場合に、まとまりにくいなという団体にも出合ったことがあります。
法学特有の学びは面白いと感じますが、世の中からの認知は異なるものです。
湧き出るものと違いを味わう
この世の中のニーズに回答する一つの方法は、外からの大量の情報を理解するのではなく、日頃当たり前と判断していたことが異なっていることを味わうことです。
これは、法律がどう解釈したかを判断するのではなくて、たまたま一緒のグループになった人が、自分の当たり前を当たり前としていないことを感じることで、税金の使い方から集め方、公平への感じ方をお互い吟味し合う方法といえます。
法学の細かな判断はもう少し大人になったり個人で学ぶ姿勢ができてからしていただければいいかなと。
アンケートの結果を見ても、身近なものから始めた方が、先生から高い評価をいただけます。
ここ数年の租税教室を設計する上で、湧き出るものを使うというのは、意識している手法です。
税務署や税理士会のモデル授業ももちろん大変参考になるのですが、私が設計させてもらう授業として私らしさを入れる際に、意識している点です。
逆方向から見るつもりの情報選定
年代によっては、情報をたくさん提供できているのが良い授業です。
これは、租税教室をする際の前段階での担任の先生との話し合いの中で、先生らの年代によって求めるものが違う経験からも得ています。
租税教室をする際は、押し付けの授業を避けるために、どの方向性に先生が重きを置いているか確認をしています。
スクール形式で多くの情報を提供するのが好みの先生であれば、情報はある程度多めに出します。
逆に、湧き出るものから学びを得ることに担任の先生が納得してくれいてる場合は、情報を厳選して、参加してくれた児童の頭の中をスッキリさせる方法と取ってみることがあります。
オッカムのカミソリのように、最低限に必要な情報を選定するのは、結構大変です。
担任の先生との聞き取りからうまく条件をそろえて、楽しく学べる機会を作るのはこちらにもやりがいがあります。
いろんなものに接することで、社会のどこかで役に立ってくれればなという気持ちです。
アクティブラーニングとしてワークショップなどを設計する場合は、このバランスを上手に取っていくと、参加者や企画者の方の満足につながりやすいです。
【今日の余白】
夏休みに、親子向けのYouTuber起業セミナーを実施する予定です。
租税教室での小学校での関わりを持ったり、最近流行りの仕事体験コーナーを関西で受けた経験を詰め込んで、親子で夏休みに楽しむ時間を設けたいなと。
親御さんが、経済系の専門家の方であっても、自分の子どもに機会をあげて経験をさせるというのは、別のことだという私自身実感します。
うちも、金融機関が実施するような子ども向け経済セミナーに参加することもあります。
そういうセミナーは、比較的丸い感じがしてちょっと物足りないなと感じた経験があり、その部分を少し尖らせて、楽しめればという考えです。
本記事の公開時に詳細を別途出しているか、その後に詳細を出す予定です。
ご興味のある方は、ご注視いただけるとうれしいです。
