インコタームズ®2020以前からある
 FOB(Free on Board)[本船渡し]について説明をしていきましょう。
![飛び立たない国際仕事ノート | インコタームズ®2020のFOB(Free on Board)[本船渡し]の紹介 FOB](https://www.ak-up.com/wp-content/uploads/2019/10/incoterms-surface-1-1-600x503.jpg)
FOB(Free on Board)[本船渡し]とは
FOB(Free on Board)の略です。
 エフオービーと読みます。
FOBは費用とリスクを船に乗せるまで
 輸出者が引き受ける内容です。
契約書の上での表記上はこのようになります。
リスクと費用は船に乗せた際に移転します。
 まあ、確認程度ですね。
 FOBは有名なので、貿易専門でない方でも
 馴染みが深い条件かもしれませんね。
![飛び立たない国際仕事ノート | インコタームズ®2020のFOB(Free on Board)[本船渡し]の紹介 FOB risk cost](https://www.ak-up.com/wp-content/uploads/2019/10/incoterms-4-600x200.jpg)
FOBは売手が、商品を船に乗せて、
 買手のノミネーションしたフォワーダーに
 引き渡した状態にします。
これにてリスクは移転します。
ノミネーションは、FASの中で説明をしております。
欄干越えるは昔の話、今は置いたら移転
一昔前までは、「欄干越えたらリスクが移転する」と
 習った方のいるかもしれませんね。
それは、以前の話です。すでに欄干を越えて
 船の上に置かれた時点でリスクが移転すると
 いうことになっております。
変更には理由があります。
クレーンでつっている状態から、
 たまたま船の端っこで貨物が転倒した場合が問題になりました。
笑い話のようですが、船のうちに落ちるのか
 外側に落ちるかで売手の責任なのか買手の責任なのか
 争いになったのです。
色々なケースを経て、すでに船の上に
 置かれるまでが売手のリスク負担ということになります。
海上輸送にのみ適用する条件
FOBは海上輸送にのみ使える条件です。
貨物が船に乗る前に輸送業者に引き渡されるような場合、
 例えばコンテナターミナルの輸送業者に引き渡される場合は、
 FOBよりもFCAのルールを適用しましょう。
インコタームズ®2020のFCA(Free Carrier)[運送人渡]の紹介
まとめとして
FOBは、図を見てもらったら
 おおよそのイメージをつかめるでしょう。
 使う頻度も多いところですので、
 馴染みもいい貿易条件です。
![飛び立たない国際仕事ノート | インコタームズ®2020のFOB(Free on Board)[本船渡し]の紹介 FOB risk cost](https://www.ak-up.com/wp-content/uploads/2019/10/incoterms-4-600x200.jpg)
【編集後記】
 2020年までは遠いようであっという間に
 時間がやってきそうですね。
日々の積み重ねを大切にします。
【運動記録】
 ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【一日一新】
 子どもと川へ
【子育日記(2歳)】
 川縁に遊びに。
 少々濁っていましたが、大きなお風呂のような
 イメージですかね。先へ先へ進んで
 端を見ようと頑張っていました。
![飛び立たない国際仕事ノート | インコタームズ®2020のFOB(Free on Board)[本船渡し]の紹介 FOB](https://www.ak-up.com/wp-content/uploads/2019/10/incoterms-surface-1-1.jpg)