文章でも絵でも何かを始めようと考えるときには、誰かに刺激を受けて、誰かの真似から始めるのは多いです。
そこで常々で問題になるのは、いつそこからどのように脱却するかということでしょう。
創作物まではいかずとも、マーケティングや自己PRについて、どこからそのような違いを出していくかを考えてみます。
最初は誰かのマネから
最初からオジリナルで始められる人はどれくらいいるでしょう?
音楽で考えれば、最初からオリジナルソングを作っている人は多くないはずです。
好きな人の歌を歌う、耳の耳に残ったメロディーを口ずさんでみる、イベントで流れてくる古典の名曲に惹かれてみる、など、どこか体に残るものというのを真似してみることから始まります。
マネをしないと、ほとんどの場合、スタートラインにも立たないわけです。
だから、創作的なところで、二番煎じのように言われるかもしれませんが、マネをして始めること自体がそれを始める動機あり、練習の過程になるはずです。
最近、マーケティングを始めた人を観察しても、どこかのマネは見られます。
ただもちろんそれで良いんでしょう。オリジナリティーを出すように求める人は、絶えませんが、必要な過程として割り切りが必要です。
参考材料との距離
最初は、手習いとしてマネから始めることがおおよそ必須ですが、そのうち考えておきたいのは好きな参考材料との距離感です。
誰かに指摘されることがあるかもしれませんし、そもそも自分自身がこれはマネの領域から飛び出ないと感じて意味を感じられなくなることがあります。
しかし、そこまで気にすることではありません。
マネから脱却することを真剣に悩むのも、通るべきプロセスなのです。
ロックミュージックをしていて、そのアーティストのコード進行や雰囲気をマネてしまっていいけれど、最後はオリジナルに到達したいはず。
かけあわせで解消する方法がひとつの解決策です。
わかりやすいかけ合わせを見ると、BABYMETAL。
- メタルは本来、重くて硬派なイメージ
- アイドルは親しみやすく、ポップなイメージ
- 普通なら遠いものを組み合わせたことで、強い個性になった
ビジネス系の人にわかりやすいマーケティング例として、かなり優秀です。
まったく新しいものをゼロから作らなくても、既存の要素を組み合わせることで新しい市場を作れる。BABYMETALが「メタル」と「アイドル」を組み合わせたように、税理士業でも「税務申告」と「資金繰り支援」「業界特化」「経営相談」を組み合わせることで、選ばれる理由を作れる。
雑誌向けの表現だとこんな感じでしょうか。
もてはやされて最近わからなくなりましたが、YOASOBIもこの方向性です。
YOASOBI:小説 × 音楽 × SNS
- 小説を音楽化する
- YouTubeやSNSとの相性が良い
- 曲だけでなく、物語・動画・拡散まで含めて設計されている
音楽ジャンル同士の融合というより、こちらは、コンテンツと流通の組み合わせです。
マーケティングのオリジナリティを想像するのに向いてる例です。
単に良い曲を作っただけではなく、「小説」「音楽」「動画」「SNSでの拡散」を組み合わせたことで独自の立ち位置を作った。中小企業のマーケティングでも、商品そのものだけで勝負するのではなく、見せ方・届け方・顧客との接点を組み合わせることが重要になる。
もう少し複雑になれば、元の形を想像しにくいオリジナリティの例もでてきます。
- サカナクション:ロック × ダンスミュージック
- King Gnu:ロック × R&B × ヒップホップ × クラシック的要素
- Official髭男dism:J-POP × ソウル/R&B/ジャズ的要素
細かく分析すれば、このように合成され、オリジナルに見えます。
そして、一般の人には「それ、どこが融合なの?」となる可能性があります。
オリジナル化するのは、この到達点でしょう。
気持ち悪さと手癖とオリジナリティ
マネしたものがわからないほどのオリジナルに、理論的に達成することができるでしょうか?
理論的じゃないことの方が実際は多いんじゃないかなと思いませんか?
音楽と言えば、好きなものをマネしているうちに手癖ができて、マネする部分が複雑化していきます。
この中でオリジナリティがでてくる可能性があります。
意図的に、参考にしているものから離れることによって、オリジナルにする方法もあるはずです。
それにしても、この家庭は気持ち悪いです。
だって好きなものから離れて、自分が作るよくわからないものを見続ける必要があるから。
この期間を気持ち悪さの谷と呼んでみましょうか。
気持ち悪さの谷では失敗もあるし、自分がよくできることっていうのも見つかって出てくるでしょう。
悪く言えば、いつも自分は同じパターンのものしか作れないなぁと感じるかもしれません。
でも、それを他の人から見れば、独自のものを作ってるなぁとなりませんか?
こういった部分を乗り越えてオリジナルになっていく。
ひとり国際仕事のマーケティングを考えているときも、このような過程がたくさん発生しました。
他の方のマーケティングやPR方法を考えるときも、このような目線や過程の提案などをしています。
【今日の余白】
子どもの将来の仕事を考える際に、AIによる影響を考慮することが少し増えました。
実際に、米国のCPAの若者が失職して不満をAIに向かって投げかける様子を見ると、近い未来にいらなくなる仕事はかなりの専門職も含まれるのではないかと疑問になる人もいるでしょう。
ただ、「文系・理系」「一般職・専門職」「ブルーカーラー・ホワイトカラー」のような古いカテゴリで需要を理解し直すのはミスリードにつながることも感じます。
今と未来に活かす情報の解釈を進めます。
