考えると言うのは言葉を作ることであります。
今のもやっとした状況に、自分なりの言葉をつけてみることで、見えないものを認識できるようになります。
言葉が気であり、そもそも辞書的意味だけで使う義務はないです。
だから、悩んだときには自分の状況を書いてみて、それに対して名前をつけてみましょう。
最近見つけた名付けをシェアすることで、こういう言語化のおもしろさときっかけの参考をご提供します。
分人
分人は、対人関係の中で現に現れてくる複数の人格のことを指した造語です。
個人というのは、individualというものの訳語で考えると、dividual(分割可能なもの)の反対(in)であること。つまり、これ以上分割できないものという考え方です。
だから、個人というものがひとつだという感覚にとらわれることになるという論理から、その下位に分人(dividual)というもの置くことで、場面ごとに変わる個人の性質をうまく表しています。
もし、個人や個性がひとつでないことを悩んでいる人がいれば、この分人という性質設定は面白いものです。
なお、個人が不可分なものというのは、神の前の一人という考えの方が色濃い気がします。
別の、心理学者のアルトマンとテイラーがしているは人格として、たまねぎ理論があります。
人間のパーソナリティ(内面)は「たまねぎの層」に例えられ、人は外側の皮(表面的な趣味や世間話)から徐々に内側の皮をむくようになっているという考えです。
内向きの分析であり、外向きとは異なるとしても、個人がひとつの性質でないことを表すアプローチは複数あるといえます。
「私とは何か」で平野氏が名付けています。
半うつ
予備軍を指す言葉として、新鮮さを感じました。
憂鬱以上、うつ未満という状態です。
この本の最初に、まず、「名前がつくと楽になる」というフレーズがあります。
例えば、調子が悪くて病院に行ったが、「どこも悪くない」といわれると、不安になりませんか?
何かしら悪いんだけど、指摘されないということは、重大な何かが裏にあるのでは?と感じる人もいます。
診断されて、しっかりと病名がつくと、解決に至らなくてもスッキリして対策も練れます。
こちらは、書籍のタイトル「半うつ」で、名付けて説明がされています。
締め切り時間と生きている時間のズレ
アウグスティヌスの「告白」で有名な時間の定義から発し、それぞれの生きている時間が違うという前提を締めてくれます。
だから、誰かの締め切り時間というのは、生きている時間とそもそもずれるという示し方です。
このような考え方も面白いです。
学校やら会社やらがあれば、誰かの時間に合わせることが当たり前と考えがちです。
でも、そうではないことを示してくれることで、改めて自分にとっての時間の考え方を見直せます。
こちらは、難波氏の提唱です。
独立後の感覚時差
独立・起業して生きると、それまでのそれまでの感覚をきちんと修正しないといけないことを痛感します。
この感覚値って、きちんと持ち直さないと、ずれたままでしっくりこないことが続いてしまうことになります。
独立した方が、会社勤めの方となんとなく感覚値がズレいてると感じることは多いのです。
これを私は、「独立後の感覚時差」と名付けておきます。
会社員時代には自然だった時間の使い方、お金の感じ方、仕事の受け方、断り方、責任の持ち方が、独立後の現実と少しずつ合わなくなっていきます。
ただ、そのズレに名前がないままだと、自分がなぜしっくりこないのかも分かりにくいのです。
人それぞれですから、ズレていていいです。
でも、そのズレに気づかないままだと、自分の判断がずっとしっくりこないという問題が出ます。
だからもう一つ、「独立後の感覚補正」を行いましょう。
違いを認識しつつ、自分の流れている時間感覚、判断基準が独立・起業後はズレてくるので。
【今日の余白】
パソコンの値上げ幅が大きいので、そろそろ更新をしようと決断しました。
翌々日には届くようで、早いですね。
垢落としのため、いちからセッティングしようかなと。
無駄をぼちぼち楽しみます。
