ある人は少ないと見る、ある人は多いと見る

numbers

人によってその市場の見方が違います。
そして、上手に市場を見ることができる人が
上手に商売を取っていけるんだと感心します。

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*数は絶対的ではない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もくじ

多いと見るのか少ないと見るのか

ビジネスの新規の話で、ある人が
「すでにその領域は参入者でいっぱいだが
新規で参入するのはどうか」と質問をしていました。

それに対し、質問を受けた人は
「まだまだその市場の参入者には空きがある」と
回答をしていました。

両方の方とも、しっかりと市場を見ている方です。

おそらくは、両方の見方とも正しいのでしょう。
しかし、どうしてこんなにも極端な差がでるか
気になりました。

考え出した理由は2つ。

1つ目は、絶対数の受け止め方の違い、
2つ目は、領域の切り口の違いです。

絶対数の受け止め方の違い

20あったら多いのでしょうか、少ないのでしょうか。

単位がありませんし、数の前提もないので、
答えようがないかもしれません。

しかし、それらが与えられても
多いか少ないか、主観で分かれるかもしれません。

この違いが市場を見る違いになるのでしょう。

仮に20名が同じような領域で参加をしているとすると、
比較的競う方が多いと感じるかもしれません。

でも、全体が7万人いる中の20名であれば、
少ないように受け止められます。

どこを基調として、どれくらいの数があるかを
考えることで絶対数の受け止め方は変わってきます。

市場がすでにいっぱいかは、
どこを基調にするかで変わります。

領域の切り口の違い

同じような領域に20人参加しているとした
前提に対しても、最初の二人の認識は
異なっているところがありました。

本当に同じような領域なのでしょうか。

10人は若い人に訴求している、
もう10人は年配の人に訴求していると仮定すると、
20人が同じ領域に参戦しているのではなく、
10人ずつが2つの市場で競っていると
見ることができます。

20人参加しているか10人参加しているかは、
その対象が倍になるかどうかという違いを生み出します。

極端な差は、領域の切り口の違いも
一つの理由です。

少しの工夫と角度の変化で市場は広がる

参戦する市場に希望があるかは、
とても気になるところです。

でも、どういう領域の切り口に対して
どれくらいの人が参戦しているのかについて
見方を上手に変えることで、
その市場が有望かどうかの見方は
大きく変わります。

参入領域を決める際にも
誰かに相談した答えを理解するにしても、
多いか少ないかの結論を聞くよりも
多いか少ないかの前提を決める部分を
相談して突き詰める方が、結論にたどり着きやすいです。

数量の認識を相談するときには、
ちょっと意識してみるといいかもしれません。

 

【編集後記】
すでに今年の初おもちゃを買って届きました。
初日からやっているネット通販は便利ですね。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳・0歳)】
長男がなんとなく急に大人になった感じがしました。
全体的に見ればもちろん子どもですが、
日々小さく成長している感じがします。

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