【協賛】WQHDで、税理士事務所・会計事務所がデュアルディスプレイより効率化!

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アイ・オー・データ機器さまからディスプレイの提供を受けて、WQHDのディスプレイのレビューをしています。
事務所で2画面にする場合も多いでしょうが、WQHDを加えることをオススメします。
情報量が多く入るので、使いやすいです。
追加で購入する場合は、いただいたものと同じWQHDのディスプレイにしたいと感じました。

一日でどれくらいの時間をディスプレイの前で過ごすでしょうか。
総務省情報通信政策研究所によれば、平日一日に約3時間ほどディスプレイを見つめています*1

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税理士事務所であれば、データに向き合う時間が多く、ディスプレイを見つめている時間がもっとありますね。

これだけ長時間を一緒に過ごすディスプレイなので、少しでも投資すれば、人的パフォーマンスの最大発揮、残業時間の削減、他の事務所との差別化を図る上で、効果的です。

ただ、IT機器の管理を10年以上している中で、経営層や営業現場の方から「ディスプレイがほしい」という話は積極的にされませんでした。
理由はいくつか考えられます。

  1. 大小のディスプレイの使用感を詳細に比較した経験がない
  2. 今のディスプレイが広く・良くなると効率化するという意識がない
  3. 会社支給の道具(ディスプレイ)に意見を言いにくい

でも、個人的な経験で、パソコン画面のサイズを広くしたり、複数画面にしたりする提案は経営層・現場問わずとても喜ばれました。
顧問先の多くは実践していない効率化です。
情報処理に直結するところですから、税理士事務所が率先して取り入れるメリットはとても大きいです。
税理士事務所は、事務所の効率化以外に顧客へ提案する経験を得る機会を得られます。

今回は、「税理士事務所が」27インチのWQHDを使用するメリットを考えてみます。
第1回目は、他の事務所との差別化、月次訪問(巡回監査)をする方へのメリットを中心にご紹介いたします。
(第2回目は、日々の事務所内の処理の効率化、年末年始の事務の効率化の予定です。)

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もくじ

他の税理士事務所のマルチディスプレイ・WQHD

税理士事務所でも余ったディスプレイを使ってマルチディスプレイ化しているところがあるでしょう。
ただ、今回取り入れるべきとするのが、多くの事務所が使っているフルHD(1920×1080ドット)ではなく、WQHD[Wide Quad HD](2560×1440ドット)です。

メリットを端的に表せば、画面に表示される情報量の多さです。
左が27インチWQHD、右が24インチ フルHDです。
27インチWQHDは、まだ使える余白が大きいです。
24インチ フルHDが流動負債までしか表示されていないのに、27インチWQHDは純資産の部まで表示できています。

貸借対照表・損益計算書を紙に出力される人の多くは、一度に表示される項目の数に不満があります。
「印刷して」って言ってくるのも表示項目数の不満が一因です。
27インチWQHDのディスプレイを使うと、この不満を低減できます

内勤・外勤の両方の方にこのメリットはありますが、本稿では、外勤の方に注目した良さとしてまとめていきます。

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外勤の方がWQHDディスプレイを使うメリット

私は、外勤からの目線で税理士事務所が積極的にディスプレイに投資する意味は以下の3点にあると考えます。

外勤の方がWQHDディスプレイを使うメリットとして

  1. 顧問先への経験の提案ができる
  2. 電子帳簿保存法、インボイス制度導入時のペーパーレス化に適している
  3. ディスプレイ単体でも便利だが、ノートパソコン拡張にも相性がいい

外回りの人はノートパソコンが主

税理士の事務所職員のパソコンについて、持ち出しの可能性がない場合はデスクトップパソコン、持ち出す可能性があればノートパソコンを使っています。
クライアント先へ外出というだけでなく、会議室にパソコンを持っていく必要があれば、ノートパソコンでしょう。

複数パソコンを所有している場合もありますが、支給されているのはそのノートパソコン1台ということも。

選択できる場合、重量・持ち運びの利便性・キーボードのサイズ感から、女性は13インチ前後、男性は15インチ前後を選ぶ傾向があります。

税理士事務所内を見ていると、ディスプレイにあまり投資をしていない場合や、投資をしていても大きめでも24インチ程度までが多い印象です。
かくいう私も、ノートパソコンは13インチ、事務所パソコンは24インチのディスプレイを2枚使っていました。

画面サイズとパフォーマンス

画面サイズが13-15インチというと、DX化をうたう税理士業務においては足りないですね。
想像に難くないですが、画面サイズが大きい方が情報処理の効率が上がります。

Forrester Consultingの調査では、「1画面で作業をすると回答した25インチ未満のディスプレイを使っている方の約80%が、大きめのディスプレイを使ってマルチタスクができる方が効率が上がる」*2という回答をしています。

私も、24インチを2枚使っていた場合と比較して、27インチWQHDを使うと「いいな」と感じました。
27インチWQHDは、ウィンドウを横にふたつ並べてもちゃんと内容を見れるからです
24インチのときは、1枚のディスプレイ内にふたつウィンドウを並べると小さく感じ、結局24インチをそれぞれ1ウィンドウずつ占拠する必要がありました。

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27インチのWQHDの導入感

導入の様子を一緒に見てみましょう。

開封の様子

27インチなので、結構大きな箱です。
5年保障がついています。
納入日が分かるものを保存しておくように注意書きがあります。

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しっかり梱包してありますし、引き出す際の注意書きもあります。

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内容物の一式です。
HDMIケーブル、DisplayPortケーブルも1つずつ付属しています。

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土台部分はドライバがなくてもくっつけられます。

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縦横・ディスプレイ回転

ディスプレイは縦置きにもできます。
貸借対照表などの縦まで全部見たいときは縦置きが使えます。

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LCD-MQ272EDB-Fは、ピボット(土台を動かさず画面の向き変更)が可能です。
そこまで大きく予算は変わらないので、こちらの機種が便利です。

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出入力端子が複数・音声も

入力端子も画面についています。

  • 電源IN
  • HDMI x 3(切り替え可能です)
  • DisplayPort x 1
  • イヤホンジャック x 1
  • USB x 1 (USBハブをつけておくと便利そう)

イヤホンジャックやUSBがあるので、ノートパソコンの画面出力でドッキングステーションに似た使い方ができそうです

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iPad12.9インチ・24インチ2画面との比較

27インチは十分なスペースですね。
12.9インチのiPad Proと比較するとこれくらい大きいです。

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24インチのディスプレイと並べるとこんな感じです。

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2分割するのにちょうどいい

前述したとおり、2分割しても十分なスペースがあります。
有効利用できる幅が使いやすい感じです。

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外回り関連でのWQHDの良さ

ノートパソコンの画面を拡張するのに、27インチWQHDは相性がいいと感じます。
フリーアドレスの一部に作業スペースとしてディスプレイを設置して複数で使うことも選択肢です。

月次訪問/巡回監査のWEBミーティング、経験の提案、ペーパーレス化への最新の研究への言説など、外回りをする人にとっても27インチWQHDを使う利点が多いです。

月次訪問/巡回監査のWEBで

コロナ禍で、月次訪問/巡回監査がビデオ会議に置き換わっている場合が多いですね。
そんなときに手元のノートパソコンにもうひとつ画面を加えてふたつウィンドウを使えるのは便利です。
画面は大きい方がいいのですが、机のサイズも無限ではありません。
画面に必要な内容を詰め込んだ上で、コンパクトに使えるのが利点です。

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WEB会議で共有するためのスペース

画面に出しておくのは、なにも自分のためだけではありません。
WEB会議をZoomなどで行う場合、共有するウィンドウを立ち上げる必要があります。

つまり、相手に見せるためにも画面スペースが必要です。

外勤の方がノートパソコンで共有物を立ち上げれば、相手の反応が画面に映らなくなります。
有意義なWEB会議を行うためにも、今回ご紹介している27インチWQHDはとても便利です。

顧問先・社長への経験の提案

顧問をしていて、論理的な提案と同様に大切なのは、経験を伴った提案です。
税理士事務所の職員が、普段の業務で経験したことが提案になれば、ひとつの行動が効率化と提案のふたつの側面で役に立ちます

経営層にアドバイスをする立場として、ITの提案は喜ばれる傾向があります。
WEB会議・情報の効率的な処理などは、役員・管理職・現場の方問わず提案をもらいたい点です。

調べる限り、27インチWQHDを使った経験のある税理士事務所の職員は多くなく、その導入によって新しい提案ができる経験値を積むことができるでしょう。

「ディスプレイ vs 紙」理解度の最新研究を知っているか?

比較的年齢が上がる経営層では、ディスプレイは理解度が下がる、紙がいいという主張も聞かれますが、ちゃんと真正面から回答をしておきましょう。

確かに、「紙媒体の方がディスプレーより理解できる」*3、「「紙」に印刷すると間違いに気づく理由」*4、など紙への出力を有力視する言説があります。

一方、中央大学も交えた2021年の研究では「文章や図を閲読した際の理解度と閲読時間に関して、年齢や媒体の特性よりも、媒体への「慣れ」の影響度が高い」」*5との結果です。

デジタル表示への慣れを補助できるようにディスプレイに投資する必要性の現れです。
アカデミックな検証も混ぜると、月次訪問/巡回訪問時で正確なアドバイスにつなげられます。

画面が広くなった対策も提案できるようにしよう

本執筆に当たってのインタビューで、「画面が大きいと使いにくい」という意見もいただきました。
それは、画面距離の増大対応や、ウィンドウを配置するのに慣れていないのが理由でしょう。

対策を簡単にまとめておきます。

ウィンドウ配置の工夫

Windowsには、ウィンドウサイズを素早く調整する機能がついています。

各ウィンドウの□の上にマウスを当てると、このような配置図が出てきます。
好きなものを選べばすぐにその配置にウィンドウを設置できます。

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実際に流れを見てみましょう。
4つのウィンドウをすぐに配置できています。

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マウスカーソル発見の工夫

マウスカーソルの位置をショートカットで確認できます。
やり方は第2回の詳述しますが、PowerToysをインストールした上で、Ctrlを2回押すとマウスの位置が確認できます。

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マウス本体の工夫

通常のマウスだと移動距離が多く手首が疲れる場合があります。
トラックボールマウスを使うなど、マウスを工夫する方法があります。

マウスパッドの工夫

手首の負担が気になる方は、マウスパッドで工夫することもできます。
ディスプレイを工夫する際には、その周辺機器も工夫しましょう。

安価なドッキングステーション

ドッキングステーションは、2万円くらいするのが通例なのですが、安価なものとしてUS3C-DS/SPが使えます。
こちらは、自前で買って試しました。
使うと、ノートパソコンにUSB-Cを1本差して、画面・キーボード・マウスまでつけられます。
電源供給を常時しておけることを前提として、この価格で環境をつくれるのは、魅力的です。

まとめ

税理士事務所で、27インチWQHDを使う良さは情報量の多さです。
特に、貸借対照表や損益計算書を読むときのストレス軽減につなげられます。

また、外回りであれば、ノートパソコンの画面拡張やWEB会議でも役に立ちます。
顧問先へのIT機器のアドバイス経験にもなります。

電子帳簿保存法やインボイス制度で、画面上で情報を確認することが増えることを契機に、事務所自体の投資にディスプレイを選ぶことを検討してはどうでしょうか。

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*1 総務省情報通信政策研究所「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」56頁(2022年8月)(https://www.soumu.go.jp/main_content/000831290.pdf、2022年10月28日最終閲覧)から、筆者が作成。

*2 Forrester Consulting「適切なディスプレイモニターの選択による従業員の生産性向上従業員体験と顧客体験の向上を目指して」8頁(2018年8月)(https://www.delltechnologies.com/asset/ja-jp/products/electronics-and-accessories/industry-market/Providing_the_right_monitor_for_the_job_Forrester_whitepaper.pdf、2022年10月28日最終閲覧)。

*3 トッパン・フォームズ株式会社「「紙媒体の方がディスプレーより理解できる」ダイレクトメールに関する脳科学実験で確認」(2013年7月23日)(https://www.toppan-f.co.jp/news/pdf/2013/0723.pdf、2022年10月28日最終閲覧)。

*4 リコー経済社会研究所「「紙」に印刷すると間違いに気づく理由」(2020年9月14日)(https://blogs.ricoh.co.jp/RISB/new_virus/post_604.html?fbclid=IwAR3Rlb0llbYI2KL7EieXoOe4w13pp1NCCv3mxmfzkua8ZTzcKRSb7qKMB84、2022年10月28日最終閲覧)。

*5 中央大学=トッパン・フォームズ株式会社「中央大学とトッパンフォームズ、紙媒体と電子媒体の情報伝達効率の差異に関する共同研究を実施理解度と閲読時間には媒体への「慣れ」が影響」(2021年10月29日)(https://www.toppan-f.co.jp/news/pdf/2021/1029.pdf、2022年10月28日最終閲覧)。

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