前の人をどこかで超える気概を

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | 前の人をどこかで超える気概を

先に行動した人の結果は大いに参考になるものです。
前の人の成功や失敗は今から行動を起こす人の参考になると考えるからです。

でも、一般化して考えるには、帰納法が使われます。

帰納法で大切なのは、多くの前例を集めて、その中からどこにでも当てはまる可能性があることを抽出していくことです。

抽出が行われない場合には、誰にでも当てはまるものではないものとなります。

経験上、最初に実施した人、前に実施した人のことは尊敬しベンチマークにするにしても、同じ道をたどるのではなく、どこか超える気概を保つ必要があると考えます。

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もくじ

帰納法の補正ができるか

誰かのアドバイスを直接受ける場合には、帰納法の補正を考える必要があります。

例えば、ブログをしていて、

  • 「ブログの見た目にそこまでこだわらなくていい」
  • 「更新頻度を下げてもアクセスは減らない」
  • 「記事の質を上げればそれでいい」

などなど。

今とは違う状況下でなされたことに対する結果を並べています。
合っていると考えるものもあるでしょう。
でも、過去がそうだからといって、今から行うこともそうであるとはいえません。

そもそもいろいろな過去を見比べてそこからおおよそ真であるようなことを抜き出すことが帰納法です。
そもそものタイトルの、帰納法を補正するという考え自体が間違っています。

でも、なんとなく、そういうように、ひとつでも成功や失敗体験があれば、そこから何かしらのエッセンスを抜き出そうとすることはままあります。

わからないことは、ポジティブに反応しよう

誰かが経験したことがこれからも真であるような勘違いはよく起こります。
過去の基準が今に通じるかはよく吟味した方がいい点です。

過去のケースに沿っていないと、うまく行かないんじゃないかと悲観します。
これから行うこともうまくいかないのではないかと感じます。

でも、悲観すればうまくいくものもいかなくなる可能性が上がります。
わからないことをネガティブに捉えるのではなく、つくっていけるものとして、ポジティブに捉えることがいいです。

先駆者を超えよう

その上で、先駆者を超える気概を持つのが大切だと改めて感じます。

どうしても、前の人と同じようにしないといけないと感じたり、先例として守るべきものと意識されます。
先例を大切に守る分野もあるでしょう。
でも、自由に、想像力を持って取り組む方がうまくいくものも同時にあるはず。

先駆者への尊敬は持ちつつ、先駆者を超えようと取り組むこと。
存外大切な点だと考えます。

 

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