税理士試験の複数科目の選択はとても迷うところです。

可能なのであれば、単科をオススメします。
これは相談上も経験上もです。

最近は試験結果発表から次の勉強開始までの期間が短くなっていますが、ちょうど検討している時期でもあるでしょう。
何かしらのヒントになればということでまとめてみます。

 

講師の回答と原則的な単科方針

何度か講師に次年度の受講科目を相談したことがあります。

これらで大まかな判断としては、複数科目はオススメしないということです。
特に社会人に対して。

こういったアドバイスはその人の状況によって変わってきますね。
時間がある方は、単科でなくてもいいでしょう。

例えば、しごとをしていない方、学生である方、しごとをしていてもかなりの休みが取れるなどしごとをしていない人と時間的に対等である方です。

でも、しごとをしている社会人であれば、原則的に単科をオススメする回答でした。
また、時間がある方であっても、計画が許すのであれば、単科がいいとは感じます。

早く受かりきりたいと考えることがほとんどなので、単科の判断は実際に心苦しいのですが。

瞬発力を高く保つ必要性

単科をオススメする大きな理由は、税理士試験においては瞬発力を高く保つ必要があるからです。

少し思い返す時間がとれれば解けたとか、普段は解けたとか、言い訳が通じない、評価されない試験です。
2021年のオリンピック陸上のリレーで、能力があったかもしれませんが、それを出しきれなかった例がありました。
税理士試験でも、能力があっても同じように出し切れなければ評価されません。

複数の科目に対応する場合、ひとつの科目への集中力は半分になります。
100時間持っていれば、ひとつだけに集中するならまるまる100時間をかけられます。
ふたつであれば、各50時間となります。

簿財のように複数をすることが推奨される場合もありますが、複数をしても相乗効果がないものもあります。

また、似ていると認識できればいいのですが、似ているが言い回しが違うこともあります。
法人税と消費税でよく感じました。

相乗効果があるものがある一方で、逆相乗効果があるものも目立ちませんが存在します。
講師の方からあまりそういった指摘は受けませんが、存在します。

とびきり優秀な人でなければ、単科をオススメしたいところです。
予備校で複数割引もあるので、複数科目の誘引は強いのですが。

 

複数科目の基本的判断方法

複数科目を受けるかの基本的な判断方法を表にしてみます。

単純化していますが、基本的にはこんな判断です。
社会人で初学のものがあるなら、それは単科でした方がいいということになります。

「複数可」としているものについても、可能であれば単科がいいです。

理由はすでに述べたとおり、瞬発力が必要な試験だからです。
複数を受けて複数を両方合格しなければ、試験合格としてはムダになってしまいます。

複数科目をしたいときに、その科目を早く学びたいからということもあるでしょう。
それを否定したい気はありません。

学びたいから学ぶというのは、それで十分な理由です。
ただ、合格したいのであれば、ある程度の集中がいるでしょう。

 

後で自習する選択肢

じゃあ、受験しなかった科目はどうするのか?という疑問が出てきます。

税理士試験は全科目を受験はしないので、後から知識を補充する場合があります。
そういった問い合わせもあるそうです。

その場合に、受験合格後に資格の学校を受講している例があります。

講師の方に聞いてもそういった需要があるということです。

そのメリットとして、実務に使うことを意識して学ぶようにシフトできます。
また、Webでも安く受講できる講座が増えているので、そういったものを利用すると安く済ませることも可能です。

デメリットとして、受験に使わないと頭に入らないという意見もあります。
気の持ちようなので、ここはコントロールしていきたいところです。

 

決めたら突き進もう

色々と書きましたが、その人の状況によって上記に書いたことが当てはまらない場合もあるでしょう。
集中して突き進むことが大切です。

決めたら突き進みましょう。
そして、自分だけの良い結果をつかみとりましょう。