できる限りかんたんに表現したい。税務会計は概念化が好き

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | できる限りかんたんに表現したい。税務会計は概念化が好き

会計関係のサービスから、事務所の理念化の話が来ました。
経営に理念。
個人的には必要と考えます。

ただ、広く一般に見た場合に、理念化というのがどこまで受け入れられるのか不思議です。
経営層などは好きかもしれません。
一般層を中心に考えた場合には、ちょっと好かれないかもです。

もくじ

理念は見えない

理念の難しいところは、形が見えないところです。
見えないものを見る力は結構特殊です。

同じものを話しているようで、伝わらなかったり。
伝わっているような気がしても全く違うものを見ている可能性があります。

ひるがえって、会計事務所の「経営理念」。
とあるサービス会社から、「会計事務所の経営理念がありますか?」と聞かれました。

うちは、「たくさんの論点がある中から、必要な点と点をむすび、組織や個人の求める自由の実現に役立つサービスを提供する」などと説明しています。

経営理念が見えるわけではありません。
なるべく具体的に、平易にと考えています。

それでも、概念化しがちです。

見えないものを制定するのが苦手な人 vs 会計事務所

見えないものを制定するのが苦手な人がいるのに、会計事務所の人はよく概念化をするなと感じます。
この概念化が好きという原因は、そもそもに「会計用語自体が概念の塊」という点があるのかなと考えました。

交際費等を例にすれば、

交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為(以下「接待等」といいます。)のために支出するもの

租税特別措置法61条の4

となっていますね。

税務会計が得意な方であれば、こういった用語でなんにも感じないです。
書いてあるとおり理解をされているのかなと。

でも苦手な方は、区切り位置もわからなければ、具体的な内容も想像しくいく。
飲み食いした支出以外も入るというのも理解しにくいです。

ここに概念化が働いている気がします。

わかりやすくなら、概念化をどこかで避けたい

ものごとにおいて、わかりやすさが求められるなと感じることが増えました。
難しいこともわかりやすくしてほしいと。

専門家の間では、少しばかり難しくてもどうにかなるのでしょう。
ただ、そうでない方や様々な分野の方に向けるのであれば、やさしく、さらにやさしくと考える必要に迫られます。

目の前にあるものをできる限りかんたんに表現したいと、改めて感じます。

【編集後記】
メニューの整備。
時間をうまくとって、日本語について今月中には完了をさせたいです。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○ ジム○

【子育て日記(5歳・2歳)】
子どもの成長は、早いですね。
知り合いに「お腹の中にいたのに、もうそんなに!」と言われると、改めて月日の流れを感じます。

毎日の小さなことも大切にしたいと、改めて自戒するところです。

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