参加者の意思をまとめて結論を出す、
これが合意形成です。

でも、日本は同意形成で組織の意思決定が成り立っています。
ワークショップでもこの二つの差を意識すると全体をまとめやすいです。
同意形成と合意形成の違いを考えてみましょう。

話し合いの席
ワークショップの準備にて by iPhone X

同意形成と合意形成

参加者全員の意見が合うことを目的に
進めるのが同意形成です。
全員一致の意見でなければ結論にはならず、
物事も進みません。

一方で、合意形成とは、全員の意見は違う前提がありつつも、
その場の統一の意見を決めていくことです。
意見が決まることで、物事が進んでいきます。

両者は言葉がとても似ています。
そして、会議やまちづくり、学習の場においても
同様の意味で使っている人も多いです。

でも、上記のように似て非なるものです。

この2つの違いを理解すると、会議の着地点が変わってきます。

 

同意形成では物事が進まない

時代はこれだけ価値観が多様化しています。
多様化した価値観の下で合意形成をしようとしても、
かみあいません。

話し合いの土台が全く違うい人たちがその価値観自体を擦り合わせようとする動きだからです。

義務教育程度の時代までなら、同意形成をしていくことが
協調性という授業もありえるでしょう。

でも、社会になると利害が異なります。
経験も異なります。
過去の経験を是とする動きも異なります。
こんな記事も書きました。

相手が固執するのは過去の自分の経験を守ろうとしている

 

価値観の多様化と合意形成の必要性

価値観の多様性は前提として置き、
その上で合意を作っていく。

こういった目線がなければ多様性の中での意見はまとまりません。

労働力不足で海外の人が入ってくる、
同僚や職場の上司が外国人、
そういったこともこれからの時代はあり得ます。

その際に、合意形成を目指しても全くもってまとまらないでしょう。
目線として、違いを認め合った上でどう考えをすり合わせていくか。
そういった方向性での意見の集約が大切になってきます。

もちろん同意形成を求める場も存在するでしょう。
ワークショップが場を作ったり意見をまとめていく機会であるならば、
合意形成と同意形成のどちらを求めてどういう方向にいくのか。

落とし所を作るために、しっかり区別して理解しましょう。

 

【編集後記】
年末になる程仕事が詰まってきます。年末を使った締め切り効果なのでしょうか。よくはかどります。

【昨日のはじめて】
マーケティングソフトの導入

【子どもと昨日】
動きが機敏になってきました。
ガラスの扉をバンバン叩いて、音を確かめます。

ガラスの性質を理解する前提なのかなと自由にさせてました。
気がつくと、私のカバンの上に乗っかってます。
相変わらずカバンが好きです。