地位財としての家と時短効率化の家

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見栄の観点から家の購入を考えてみると、「地位財としての家」という発想が出てきます。

一昔前で言えば、家・車・収入は持っていたり高かったりすることで他人との比較優位にたち、満足を得られることになります。地位財としての家とは、端的に言えば「他の人に自慢して満足を得られる家」ということです。

 

しかし、他の人と比べられないくらい現在の価値観は多様化しており、比較することが幸福の要件とはなくなってきました。

これが、(戸建でもマンションでもいいのですが)家を持つのがナンセンスと言われる所以でしょう。

地位財としての家はオススメできません。家を持っている=幸せという時代ではなくなってきています。では何を求めるかと言えば、時短や効率化の観点で家を持つことです。

 

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*Greenberry’s Coffee at 谷町 by iPhone X

 

 
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ものを買ってもというネガティブな意見?

家の購入はいつの時代も悩ましい点です。以前は所有の良さを勧められたでしょうが、今は「所有しないこと」こそが正義のような論調があります。

これは正しいさあれば、正しくない点も混じっています。

モノより経験にお金をかけようという運動にも、モノを所有して始めることが入り込みます。あるいは所有までいかなくても、お金を払って一定時間借りていることもあります。

「経験 vs 所有」のような対立構造はありません。正確には「一時所有 vs 永続所有」という考え方でしょう。

また、マンションや戸建ても売却できます。購入したら永続所有になるというものでもありません。あなた自身の計画で売りやすくしておく必要はありますが。
 

建売は地位財的

工業化の流れの中で、家は工業製品となりました。ただ、家というのは属人性がとても強いものです。同じ年齢や職業であっても人によって家の使い方は全く同じでないのです。

建売はこれらの人を同じように扱った特徴のないものです。工業製品を買うことだから、買う際の作る経験は得られず、生活する経験は得られても自分に合ったものでないことが多いです。

建売は、地位財的と言えます。他の人に「家を持っている」と自慢できるようなモノです。

 

時短・効率化の家は自分で考えた結果から

家は「買ってくる」ものではなく「作り上げる」ものなのです。細かい使い方や今後の売却まで見据えた建て方をすることが大切です。

ここでは建て方という表現ですが、リフォームでも良いです。マンションでも自分なりのカスタマイズをしていれば、それでも十分です。

 

自分の趣向性を反映した家であれば、時短や効率的な家事の完遂に一役も二役も買ってくれるからです。所有の仕方(一時所有か永続所有か)にはこだわる必要がありませんが、「自分が作り上げた家」なのかはよく吟味してみてください。

 
 

【編集後記】
雪がぱらつきます。今年の大阪は珍しいくらい寒いです。

【昨日のはじめて】
Greenberry’s Coffee 谷町
子どもと初めての回転寿司

【子どもと昨日】
回転寿司に行きました。周りに動くものが多いのでちょっと落ち着かない様子です。ただ、サラダ巻きは上手に食べてくれました。

いつもより味が濃いものなので、ちょっと喉が渇いたみたいです。一緒のものが食べられるときがくるのが楽しみです。

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