重い・厚い教科書=「租税法」を分解して持ち歩こう

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心が痛みますが、租税法の教科書を分解・まとめ直して持ち歩くこととしました。

この本を大切に扱うんだと、意気込んで数週間寝食をともにしていました。
しかし、通常の荷物や他の教科書に合わさるため、ついに私の身体に限界が来たようです。

聖典でもあり、内容も面白いため、手を加えることにかなりの抵抗感がありましたが、身体を壊しては元も子もありません。

また、最新刊を参照するため、分解してしまっても、来年もう一冊買っている気がします。

直近5版の改定歴は以下の通り。
だいたい4月刊行です。

  • 第23版 (2019/2/21)
  • 第22版 (2017/4/24)
  • 第21版 (2016/4/5)
  • 第20版 (2015/4/23)
  • 第19版 (2014/4/10)

というわけで、早速作業に取りかかります。

租税法
*言わずもがなのバイブル「租税法」
もくじ

切るのは気が引けるので、可能なら電子レンジでチン

可能なら、電子レンジでチンする方法が簡単です。
間に合う方は、こちらをどうぞ。

[su_youtube url=”https://youtu.be/rGXsPcFF9sE”]

レンチンだけだとうまくいかないという情報も入っています。
分解した結果、以下の切り分けを行って背表紙をはがした後にレンチンすればおおよそはノリが取れるような構造でした。

レンチン前には背表紙の裏紙がしっかりしているので、そこを外しましょう。
布は見えておりますが、上下の補強で入っているだけで背表紙部分にはありません。
ご安心ください。

電子レンジをしたかったのですが、私の場合は、問題が。
すでに、フリクションペンで、かなりの数のメモをとってしまっております。
チンすればおそらく全て消えるでしょう。

ということで、断念して適当な分量でカッターで切ることにしました。

自炊するときと同じ要領で脇にカッターを当てて分解します。

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カッターの歯を当ててさっと切ります。

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ガバッと外れますので、反対側も同様にきり、カバーを外します。

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租税法はどういう分量で分けるか

どういう冊数たてにするかは迷うところ。

私の場合は5冊に分解・再編しました。

おおよそ150頁から352頁です。

  • 1.第1編 租税法序説 1-152(152頁)
  • 第2編 租税実体法 153-904(752頁)
    • 2.租税実体法序説-所得税法 153-320(168頁)
    • 3.法人税法 321-670(350頁)
    • 4.相続税および贈与税-流通税 671-904(234頁)
  • 5.残り
    • 第3編 租税手続法 905-1068(164頁)
    • 第4編 租税手続法+第5編 租税処罰法 1069-1118(50頁)1119-1147(29頁)=(79頁)

本文の全体の分量は以下の通りです。
ひらめいた方は他の分け方も試してみてください。

  • 第1編 租税法序説 1-152(152頁)
  • 第2編 租税実体法 153-904(752頁)
  • 第3編 租税手続法 905-1068(164頁)
  • 第4編 租税手続法 1069-1118(50頁)
  • 第5編 租税処罰法 1119-1147(29頁)

決めた冊数に背表紙がついたまま切り分けます。
切りたいページをぎゅっと外折りにして、折れ目にほんの内側からカッターを入れます。

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しっかり折り目をつけると切りやすいです。

ちなみに、この切り方ですと租税実体法が2箇所ページをまたぎます。
私はあまり気にせずに分けております。

ちゃんとまたぎを回避されたい方は、くまおさんをご参考にコピーして挟んでください。

分解後は、製本テープ+製本紙

というわけで上手に分解完了し、分け方も決めましたので、作業にとりかかります。

テープは手元にある余っているのを使いました。

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アマゾンなら、ニチバンがよく流通しているみたいですね。

閉じ枚数は30-70枚です。
25mm幅で、ギリギリ足りています。
間に合えば十分ということで、手持ちの25mでしております。
上記の分け方で薄いものは25mでたります。
厚みのあるものはちょっと足りないくらいなので、もう少し幅のあるテープでも良いかもしれません。

2019/5/6 追記

「3.法人税法 321-670(350頁)」だけは厚みがあるため、後日35mmのテープに変更しました。
カバー汚れやテープ変更は、テープを簡単にはがせるのですぐにできます。

背表紙厚紙のささくれ部分はできる限り外してから貼り付けましょう。

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次に、製本紙をつけます。
内紙は弱いので、きれいに読むならつけておきます。
租税法はA5サイズの本です。

厚紙もいいのですが、手軽に今回は、A4クリアファイルを分解して表裏に設置することにしました。
手元にあるものでできる方が便利ですし。

気に入らなくなったら変えます。
ここのところはお好みで調整してください。

最後に貼り付け。
レンジでチンされた方は、バラけないようにホチキス留めが必要でしょう。
私はオリジナルの背表紙ののりを使いますので、このまま貼り付けです。

出来上がるとこんな感じです。

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専門家に頼むなら

キンコーズでまとめのサービスがあります。
レンジで分解した後に綴じ込む感じでしょうか。
専門家に頼む場合はこちらでどうぞ。
綴じ込みはB5サイズになるようですので、A5の本をしてくれるかは聞いてみた方がいいかもしれません。

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まとめと弘文堂の方にお願い

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まとめ

租税法のありがたみに比例するその重みに耐えかねている人は、選択肢です。
分解して持ち歩くことも試してみてください。
GWもありますので。

弘文堂のご担当者様へ

租税法の本、体裁がとてもいいですね。
こだわって作っていることをひしひしと感じます。
その上で、メスを入れてしまって申し訳ございません。

本当はこのまま持ち歩きたかったのですが、身体を壊すおそれがあり断念しました。

もし、ご覧になっていたら、分冊版も発行をご検討いただけますと幸いです。
後世の租税法研究者の卵の負担軽減になるやもしれません。
一意見までに。

【編集後記】
法律関連の学習をする方は、この分解によく直面するようです。
例えば六法。こちらも重いですね。
最近は、電子六法もあり便利なのですが、教員の方は紙派が多い。
電子辞書の出始めでも、英語の先生は紙の辞書をススメてました。

これは、教える側が習得した方法をススメるからでしょう。
確かに紙の方が一覧性と即調べやすいので、便利は便利。

しかし、困っているということは、何かしらのニーズがあるから解決したいところですね。

【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO

【昨日のはじめて】
租税法の分解・再構築

【昨日の子育日記】
朝から微熱があって、保育園に連れていくかどうかで、かなり悩みました。
しかし、大事を見ると休んだ方がいいという結論になり、用意にてんてこ舞い。

休んで、夜には熱が落ち着いていたので、結果的によかったです。

もくじ