税法免除の大学院のデメリットに注目してまとめてみる

tom jerry

大学院で税法免除をする場合のデメリットを考えてみます。

メリットについては、合格しやすいというところでしょうが
デメリットを強調しているものは多くないため、
一度まとめてみます。

tom jerry

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もくじ

税理士の科目免除の説明

税理士の科目免除については、
書籍も出ているためこちらを参考にすると
いいでしょう。

卒業予定が決まる、努力が実りやすい、
仲間ができるなどのメリットが載っております。

 

ネットでよく出てくる4つのデメリット

ネットでよくある紹介内容として以下の
4つが出てきました。

1.必ず免除されるわけではない
2.「その科目の知識が税理士レベルに達していないのにパスしてしまった場合」という紹介が多い
3.大学院へのコスト
4.大学院卒だと5科目合格に比べて就職がしにくい

 

リンク1  リンク2

それぞれにコメントしてみます。

1.必ず免除されるわけではない

これはよく言われることですが、
指導教員が税理士免除を決めるのではなく、
国税庁で審査をして免除の合否が決まります。

だから、修士論文として認められても
必ずしも免除がされるというわけではありません。

ただ、指導教員も免除を希望していることを
わかった上で指導をしております。

指導教員に認められる水準で修士論文を
仕上げておけば、免除対象から全く外れることはないでしょう。

2.「その科目の知識が税理士レベルに達していないのにパスしてしまった場合」という紹介が多い

このデメリットは、何に比してデメリットなのか
疑問に感じるところです。

税理士試験を通過していても、習っていない税法科目は
存在するはずです。

税理士試験を合格してから予備校に科目を
履修したという話もよく聞きます。

また、印紙税についても税理士が質問を
受けることを耳にしますが履修科目に入っていません。

民法・商法についても同様でしょう。

大学院にいかないとやらないこともあります。
例えば判例研究については税理士試験で出ませんが
大学院に行けば履修することになります。

これらから、資格取得後に補うのなら、科目知識の
レベル未到達がそれほどデメリットではないかと感じます。

3.大学院へのコスト

コストはかかります。

税理士免除大学院の入学金+授業料は127万円〜308万円

ただ、投資と同じで、絶対値としていくらかかるかではなく
その後にどれだけ早期に回収できるかが投資の視点になるでしょう。

人によって異なるところです。

4.5科目合格よりも就職がしにくい

大学院卒で税理士合格をした場合に、5科目合格よりも就職がしにくいという話があります。

では、実務のレベルが同じと仮定して、大学院卒で税理士になれている人と税理士になれていない人のどちらが就職しやすいでしょう。
これは大学院卒でしょう。

SPECだけで考えるなら税理士になれる状態の方がいいです。
後は、面接での人柄の判断や趣向性の判断があります。

会計事務所などの採用環境も、他の業種と同様に悪化をしており、広い枠組みで採用対象を持つようになっています。
10年や20年前とは大きく変わっており、ネットにある情報が現状に対するコメントではない場合が散見されます。

個人的に感じる5つのデメリット

実際に通ってみて個人的に感じるデメリットを5つご紹介します。
それらは、以下の通りです。
  1. 教員に首根っこをつかまれる
  2. 修士論文を書けるか不明
  3. 不要な勉強もある
  4. 修了率は100%ではない
  5. 仲間がどれほど有用か

教員に首根っこをつかまれる

アカデミックな世界は、外から見る以上に
縦社会です。

アカハラなどの言葉が出るのは、上下の権力構造が
はっきりとしている一例と言えるでしょう。

教員の方が高圧的という訳ではありません。
優しい方、親身になってくれる方もたくさんいます。
しかし、許可を与える構造があることは
首根っこをつかまれている状態です。

人によってプレッシャーとなります。
気にしない方、苦手な方と分かれますが、
気にする方にとっては、この状態に置かれるのは
デメリットといえます。

修士論文を書けるか不明

修士論文を間違いなく書く方法があれば
いいのですが、書けない方も見かけます。

じゃあ、その方たちができの悪い方なのかといえば、
学歴がしっかりしていたりよい企業に勤めていたり。

あまり指標になりませんが、
修士論文の執筆にどれだけ時間を投資しているかが
最低限の指標になるかもしれません。

それでも、時間を投資している方でも
うまく修了できない方もいます。

これらの話は、あまり表に出てきません。

税理士試験の勉強をしていても
論文執筆が得意になる訳ではないでしょうから、
修士論文を書けるか不明なのは、不確定要素です。

不要な勉強もある

大学院に行って学んでも不要な勉強はあります。
不要でも時間を割かないといけないのは
デメリットでしょう。

勉強が不要というのはどういうことでしょう。

すべからく全ての勉強は役に立つ側面があるはずです。
だから、不要というのは、やりたいと感じないこと、
他をやった方が役に立つ確度が高く優先度合いが低い
科目という意味で考えています。

不要な勉強をしたくない方にとっては
これらを学ぶことは苦痛でしょう。

修了率は100%ではない

こちらの資料からは、退学率は2.12%となっています。

文部科学省先導的大学改革委託推進事業「経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済支援の在り方に関する研究」

中央値ではないですし、種々の専攻を含んでいますから
法学専攻、経済学専攻などだけではありません。

しかし、中退の現実はありえます。

税理士試験をやめて臨んだにも関わらず、
2年後に卒業できない場合になってしまうと
つらい状態に陥るといえます。

仲間がどれほど有用か

仲間の有用さを説く説明がありますが、
社会人になり目的も違う方がたくさんいる場合に、
どれくらい仲間が有用になるかは人それぞれです。

仲良くやれるかも大切なところですが、
相性の良い方ばかりと会うわけではなく、
人によってはストレスになっていることも見かけます。

 

 

デメリットについて書いているものが少ないため
感じるところをまとめてみました。

大学院を考えている方の、参考になればうれしいです。

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