専門化の逆の価値

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | 専門化の逆の価値

専門化の逆は非専門化。
スペシャリストの逆はゼネラリスト。

ただ、ちょっと理解にしにくい点があります。
「非専門化」は、「専門化していない」と言っているだけ。
その意味は、「専門化」の周縁を指している言葉。
周縁を理解するには、結局「専門化」を理解しなくてはならず、直接定義ができていません。

仮に「専門化」を「ある分野だけに特化する」と、非専門化は「ある分野だけに特化しない」となります。

「しない」を「する」として定義するのは、厳密さにかなり欠けるでしょうが、その価値の方向性を考えるために、一応、「その分野に特化まではしていなくても、少々精通している分野が複数ある状態」と定義しておきます。

スペシャリスト志向を求める傾向がありますが、専門化しない価値も考えてみましょう。

もくじ

分けると高くなるを意識する

専門化する価値は言わずもがなあります。
ただ、専門化すると高くなります。

これは、その分野に精通しているからという側面。
また、単純に分けると高くなる側面から来ています。

ケーキもホールよりもカットの方が高いですよね。

非専門化は、分けない価値があるとも考えられます。
適したホールで売ることができれば、高くない状態で提供できます。

「ちょっとずつ知っている」は共通言語をつくれる

「専門化せずともちょっと知っている」は、共通言語をつくりやすいです。
同じ内容がちゃんと通じる。
コアの部分を知っていれば、てにをはの部分を細かくわからなくても役に立ちます。

論点の整理であったり、本質は難しくても、その緩衝材として優しく理解できるようにする一如になる。

「ちょっと知っている」は恥ずべきことでなく、とっかかりが多いと表現ができます。

いくつかをある程度掘る

何かを始めるとき、必ずその初心者でる。
掘り始めが初心者であっても気にしないようにしましょう。

高みまでのぼりたくなるのは、専門性を重んじる社会でニーズがあります。
でも、そこまでやらなくても、「ちょっとやってたよ」というのでも価値にできるはず。

いくつかをある程度掘るでもいいはずです。

非専門化の価値がある。
「ちょっとやる」から始めよう。

【編集後記】
コロナであっても人と接さないように気をつけてちょっとだけは外に子どもを連れていきたいです。
どの人も平等に、数年前の人と比べて教育機会を奪われているような気がします。
補おうと努力する親御さんと、そういう話になりました。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○

【子育て日記(5歳・1歳)】
上の子と海岸の散策。
ちょっと波が強めでした。
今度は、濡れていいクツを履いて来たいです。

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