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グループワークとワークショップの違い|ワークショップの成果捕捉

本日、セミナーでグループワークを受けてきました。改めてグループワークを受けると、グループワークとワークショップの違いを考える良い題材になります。

似た言葉として、混同されて使われることが多いです。

就職試験や会社の研修などでワークショップを行います。
一方で、グループワークと称される場合もあります。

その場が成り立っていればどちらが使われてもその場合は同じですが、ワークショップをビジネスにする人であれば、正確に使い分けをしたいところです。

使い分けが必要な理由は、「ワークショップとしての成果を計測するため」です。

グループワークとワークショップの違いを理解しましょう。
そして、それぞれの質を高めるていきましょう。

 

夜と鳥居

*宮島の夜 by iPhone X

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ワークショップとグループワークの意義を考える

グループワークの定義

ワークショップと混同して使われる言葉にグループワークがあります。

Wikipediaを引くと

グループワーク(Social group work)とはソーシャルワークにおける専門技法の一つであり、利用者がグループのプログラム活動に参加することで、メンバー間相互の影響を受け、個人が変化(成長、発達)する援助の過程をいう。

となっていました。

単純に考えれば、「グループ」で「ワーク」することなので人が集まって何かの作業をする形をとれば全てグループワークとなります。

グループワークは学校での授業から企業内の研修まで多く利用されます。それは、講師と受講生の差を上手く埋めて効率的に他者確認を簡単にする方法だからです。

具体的にはこういった過程です。
・講師が講義を述べる
→本人が聞いて理解をする(聞く学習)
→グループワークで話させる(話して理解する)
→他の人の意見をグループワークで聞く(聞いて理解する)

講師が話した内容を聞くと1回ですが、グループワークを挟むことでプラス2回の繰り返しをすることができます。

 

また、教育の場で多用されているのは、上記のような繰り返しをする場として使われます。
先生が一人しかいおらず、仕切る人が一人の「場」では、繰り返しをするのも一人で促すしかありません。

先生自身が十分なフィードバックの相手になることが難しいのです。

だから、グループワークを行うことで、繰り返しの場を作ります。
教師の数に対して効率的に気づきのフィードバックを与えられることに、グループワークの良さがあります。

 

ワークショップの定義と違いを比べる

一方で、ワークショップの定義は以前考えてみました。この時は広辞苑を引いて

広辞苑(第6, 2008)によれば、「所定の議題についての事前研究の結果を持ち寄って、討論を重ねる形の研究会」

こんな定義を記載しました。

 

ここまでを考えれば、ワークショップもグループワークも似たようなものです。実際の行動もプログラム内容によって、グループワークもワークショップも似通ってるでしょう。

しかし、大きな違いはこの先であり、ワークショップは「コミュニティ作り、他者理解(=自己理解)、合意形成、これらの練習」前提条件においているという点でしょう。

ワークショップの定義を考えるでも述べた点です。よろしければこちらもお読み下さい。

ワークショップの定義から専門家が使うときの要素を考える
ワークショップとは何でしょうか。多義的な言葉です。アカデミック寄りの話題もあります。しかし、アカデミック寄りだと抽象化されていて、実際に集まって使うときにあまり役に立ちません。逆に個人の体験に落とし込みすぎた回答は、「意見」でしかないものも...

 

上記のグループワークの定義で述べたものは、他者理解につながっても他者理解をメインにみすえていません。目的が違えば方法が類似していても結果は大きく変わります。

だから、目的を意識しないとワークショップは単なるグループワークの一種と区別がつきません。

 

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あるグループワークにワークショップの要素があるとよかった例

あるセミナーに参加した際のグループワークが不満だったことを例に、ワークショップとグループワークの違いについて考えてみます。

そのセミナーは、人事系統のもので、グループワークを行いました。
情報提供の場としては通常のものだったと評価します。しかし後味が悪いものでした。

グループワークとしての設計

情報提供の場としてのグループワークを主催者側は考えていたようです。

グループワークの意味は、情報を与えること、情報を反復させること。
そして、他社の見方を感じさせることです。
他社の見方が同じ場面を見ても違うことを示す程度だったのでしょう。

そして、社会人経験がある人の集まりならうまく話が進むだろうと考えたのでしょう。

しかし、参加して不満が残りました。
設計がちょっと甘いです。

参加者のレベルがそろっている訳ではありません。
情報はネットだけでも得られる時代です。
情報を与えるだけのグループワークでは話した感じが少ないです。

ワークショップとしての仕掛け

このグループワークにワークショップとしての仕掛けを加えておくと、もっと充実したものにできたでしょう。

具体的には、他者理解やもう一歩踏み込んだ仕掛けです。
単なる作業隊としてのグループ以上に仲良くする社会性を仕込むのです。
そうすれば、何か踏み込んだ会話もできたのではないでしょうか。

グループワークやワークショップを嫌いな人がいる理由

グループワークやワークショップを嫌いな人を見かけます。
これは、問題設定や課題設定を間違ったグループワークやワークショップを受けたからに他なりません。

つながりを求める集まりにおいてグループワークのみの要素を加えても、大した発見につながりません。

さりとて、初対面の人ばかりの集まりにおいて社会性を上手に作るのも難しいです。
初対面の人たちを打ち解けさせて気持ちを共有させる、社会性を作るまで至るのはとても難しいです。

タイミング・課題など、総合的に設計しなければ不十分な集まりになってしまうのです。

 

情報だけであればグループになる必要がない

社会人の集まりと学校の集まりでは提供レベルを変えないとくだらなくなる

情報の提供や他者の視点の違い程度であれば、グループにするほどのもでもないでしょう。
レベルに追いついていない参加者に対する保険的な要素が強い使い方でした。

学校であれば、友人が理解していないことを少し手助けする気になるかもしれません。
しかし、見ず知らずの人がたまたま集まった程度の会では、手助けするモチベーションはありません。

 

ワークショップであれグループワークであれ、「嫌い」という人にも会います。
誰かを強制的にファシリテータがその人に助けさせていたり、まどろこしかったりすることも嫌いの原因ではないでしょうか。

今回は人事的なテーマを持って集まりです。
人事界隈で、ワークショップは結構流行っています。
だからその要素を期待してしまっていました。

が、あまりワークショップの要素はなく、情報提供が中心。
グループワークする意味もありません。

 

 

情報提供へのグループワークはムダに感じることもある

会社説明会での自戒にもなります。
ネットで分かる情報であればわざわざ集めていう必要がないのではないかと。

直接会った際には、直接感じるものを伝えてほしい。
だから、目的の明確化をワークの着地点を明示する必要があると改めて感じました。

 

もちろん、グループワークもワークショップも、狙いをつけることも大変です。グループワークから抜け出しワークショップをしたいと考える人は、その違いを意識しながら場に応じて使い分けをしてみましょう。

 

ワークショップとしての成果を計測するため

ワークショップとグループワークの違いは、成果計測のために重要です。

 

ワークショップとグループワーク、進める要素を見ればやっていることは変わりません。

だから、「ワークショップとグループワークの違いって何?」と感じるのです。

この厳密さ、ぼんやり進める上ではあまり問題になりません。
しかし、ビジネスとしてワークショップを依頼されるようになれば、大きな問題です。

これから、社会をどうデザインするかを問われる時代になってきます。
関係性を構築するワークショップの需要は高いです。

ぜひ、ワークショップとグループワークの違いは意識しておきましょう。

 

【編集後記】
消化不良は述べた通りですが、参加者との目線が合わないワークだったせいか結構体力を使いました。参加する集まりの選定も反省が必要ですね。

【昨日のはじめて】
贅沢りんご王林

【子どもと昨日】
今日は、三回食デビューしました。
タイミングを合わせて家族で食べられるので、うれしいです。