海外とやり取りをしているとインコタームズの解釈の違いに出会います。

インコタームズは定義されているものではありつつも、私法の一部。
契約をどのように行うかには、ある程度の自由さが存在するでしょう。

でも、相手とインコタームズの定義が違う状態で契約すれば、もめごとに発展する可能性が高まります。

インコタームズの定義が違う相手をどう解釈してすり合わせをするか考えます。

 

 

意外と違うインコタームズの定義

インコタームズの定義は、統一されているようにみえます。

しかし、社外の人とやり取りをしていたり、国をまたいでやり取りをしていると意外と合いません。

今はインコタームズ2020ですね。

インコタームズ®️2020発表 2分類11ルール [2010との変更点対比表あり]

ルールの統一化が国際的に行われているので、しっかりと画一したものが存在するようにみえます。
でも、実際には異なる場面が多々あります。

国際取引をなんとなしに行っているのは日本においてだけでなく、海外の他の国においてもよくあることのようです。
というのも、「前のやり方に合わせて処理しているな」とか、「契約時と輸送書類でちょっと解釈が違うな(つまり、営業担当者と業務担当者で解釈が違う)」ということが、海外の担当者とやり取りしていて出てくることがあるからです。

 

インコタームズは慣習法

もともとインコタームズは慣習法です。

それがやり取りをしていく中で異なると困るので統一化の動きが出てきて今に至ります。

契約する法律概念が存在した上でスタートしているわけではないので、認識のズレが発生してくるのです。
そう考えると、ちょっとずれていても仕方ないのかなぁという感覚値があります。

また、お互いの認識がずれたまま契約して、必ず問題になるかといえばそうでもありません。
結局、危険負担と費用負担の状態に納得がいっていればそれでいいわけです。

小規模の貨物であれば、Courierで送られるかどうかで受入地の痛感費用が見た目錠発生していないようにみえることもありますし。

さりとて、適当に契約していいというわけではないです。
認識が大きく異るとずれていて困ります。

最低限こだわるべきところとして、大まかな危険負担と費用負担部分は合わせるべきところです。

 

インコタームズが合わないと困る通関時

また、輸入通関時の処理を合わせるようにはしておきます。

輸出時のFOB価格であったり、輸入時のCFR(C&F)価格であったりは、申告時に必要です。
通関業者の方が想像をしてある程度のギャップを埋めてくれるとしても、保険付保がされているかであったりサンプル価格自体の適正性であったりが整っていないと、うまく申告ができません。

間違った申告をするわけにもいきませんし、空港や港での滞留時間が発生すると保管費用を取られてしまいます。

そうならないように、インコタームズの認識の違いがないのに越したことはないです。

でも、万一ずれた場合はどうしましょう。

 

内容を注記して示す

インコタームズの内容がずれていると感じた場合には、細かく負担費用を注記などで書くほうがいいです。

知っている方にとってみれば、「CFRと書いてあるのだから、輸送費はそちら持ちですよね」のように、当然読み取れます。
でも、認識自体がお互い異なっているのですから、重複のムダさを主張しても、文化が違う別の国の方が納得してくれないのは想像できるでしょう。

注記をしてはっきりしていない部分を明示することで、内容を伝え、改めて認識をそろえておきます。

ちょっとした工夫ですが、インコタームズの違いを納得してくれない担当者の方に会った場合、役立ちますので使ってみてください。

 

【編集後記】
ファビコンの視認性が気になるこの頃です。
機会を見つけて修正したいなと。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳・0歳)】
少し昔のおもちゃを遊び直しています。
新しいものを混ぜつつ、遊びのバリエーションを増やせてこちらも楽しいです。

年齢層が合わなかったおもちゃなど、ささっと組み立てできるようになってきます。