ある程度進まないとできない、努力の方向性の見直し

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | ある程度進まないとできない、努力の方向性の見直し

しっかりやっているのに成果が出ないときは努力の方向性の見直しが必要です。
しかしながら、方向性の見直しが必要かを理解するにはある程度の努力を先にする必要があります。

もくじ

ある程度進まないと分からない

そこがターニングポイントだというのは、ある程度進んでからでしか判断できません。

経済学分野で、技術革新が起きる点を識別する研究の成果を聞いたことがあります。
全てではないでしょうが、そのときの発表では、現在から過去のデータを分析してその点をターニングポイントとしていました。

予測はできますが、不確定な要素が大きいです。

状態は現在のことなので、それらが集まらないと集合状態としての方向性を判断できないといえます。
状態を集めるというのは、1点だけでは足りず、複数の状態が必要といえるでしょう。

無駄でも進むから差分が測れる

このように複数の状態を集めるためには、無駄でも努力をして進まないといけません。

よく、努力には方向性が大切という論理があります。
ベクトルに習って、努力の量と努力の向きがそろって、初めて向かうべき方向にきちんと大きく進むといえます。

しかし、与えた力によってどのくらいの量と方向性に作用するかは、与えた後にきちんと判断ができます。
努力をする前からいい結果を出したいですし、理想を持って進みたいですが、まずは一歩を踏み出す必要があります。

合理的な人が増えたので、成果も分からずに動くのは無駄と感じるかもしれません。
そういう場合は、努力の方向性を試すために動いてみるという感覚を持つといいかなと。

ゴルフのプロであれば、その日の風向きや状態を知るために試し打ちする感覚です。
自分のスイングが出来上がっていなければ、その日のコンディションに自分の技術の確認をする必要があるでしょう。

間違った一歩も一歩

多くの人が成功を期待しますし、最初から成功をしたいものです。
だから、間違ったことはできる限り避けたいはず。

しかし、努力の方向性を見直すときには、努力をしたらどの向きに進むのか、どれくらいの力で動くのかを判断する必要があります。
成功を期待して二の足を踏むのであれば、無視するよう意識をしましょう。

間違った一歩であっても、方向性を測るために重要です。

「予測して早めに試す。間違っていれば修正する。」
こういう気持ちを持ちつつ、まずは進むことで努力の方向性を見直していきましょう。

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