取締役の責任と内部統制コストVS一人仕事

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取締役の責任の範囲と内部統制コスト
について考えてみます。

会社組織で動く場合に、取締役が
会社の全てを把握するのは難しい現実があります。

しかし、会社として誰かが責任を取る場面が
出てくる際に矢面に立つのは取締役です。

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | 取締役の責任と内部統制コストVS一人仕事

 

もくじ

会社法上の取締役の責任

会社法上の取締役はどれくらいの責任が
認定されるのか。一事例で、会社の判断に
よって社外の第三者に損害を与えた場合に
誰がどの範囲で責任を取るのでしょう。

誰がということでは、会社としては
取締役が責任をとります。

損害を与えた本人ということも考えられますが、
とりやすいところから取ることを考えれば
会社を訴えてくることになりやすいです。

では、どれくらいの範囲で責任を取るのでしょう。

色々な規模の会社があります。
末端の部署の(会社全体から見れば)些細なことに
取締役がどれほどの責任を取るのか。

いちいち責任を取っていたら取締役は
かなりの数の交代をすることになるでしょうから。

一昔前、取締役の数の最低数が強制されていたときの
判例では、単なる取締役であれば知らないことについて
責任を取らなくて良い結果が出ていた時期もあります。

今は、取締役の数が任意ですから、
単なる取締役でもその責任は大きくなっています。

内部統制を敷く

役員が責任を取るか取らないかは、
その職責を全うしていたかどうかに関わります。

知らないことに対して責任を取るのは、
個人であれば納得いきません。
会社であって致し方ないとしても、
少数が会社の全てを掌握することは不可能でしょう。

取締役が責任を判断する一基準は
組織の対策を行っているか、
つまり内部統制の体制づくりをしっかりしていたかです。

会社内で、外に見せるわけでもない仕事に
多く労力を割くのは、この内部統制を敷いて
組織を健全に動かすことと取締役の責任を
しっかりと果たすことの両輪の意味があります。

一人仕事の場合のコストメリット

一人仕事であれば、組織を回す意味での内部統制は
必要ありません。

余計なことをしなければコストメリットになります。
もちろん、品質を上げるための何かの動きは
必要なコストといえるでしょう。

品質改善のプロセスを個人の仕事にも
取り入れるのは面白い試みにできます。

一人仕事などの仕事の利点はこの辺りの
無駄なコスト削減に見いだすことが
できないかと感じるところです。

【編集後記】
ゼミで論文の方向性が決まったような
決まらないような。次に向けて、こちらからの
積極的な論拠の説明をしてみようかなと。

【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO

【一日一新】
クエ鍋

【子育日記(2歳)】
朝の着替えを嫌がらないために
色々と試しています。

起きて移動する前に着替えさせてしまうのが、
今日は成功しました。
我ながら手際がよくなってきました。

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