会社員から独立で、退職を伝えるときに感じたこと

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | 会社員から独立で、退職を伝えるときに感じたこと

会社員から籍を移動する際には、退職を伝えるなどなにかしらの行動をします。
独立する際にも同様です。
それらの行動をする際に感じることをまとめてみます。

独立に踏み出すときの一幕であり、根拠を持って行動した方が自信がある行動になるからです。

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もくじ

1 取り返しつかないのに退職の交渉を進めて大丈夫か

退職を告げた場合には、取り返しがつきません。
退職届ではなくて退職願であれば取り返しがつくという説明もあります。

でも、出してしまえばその後撤回しても、遺恨が残ります。

思いつきで「退職」を切り出してしまった場合には、後で後悔する可能性があります。
ちゃんと自分の中で煮詰めていたか、思いつきの行動になっていないか、気持ちの中や書き出して整理しておきましょう。

確固たる考えのうえで行動をしているのであれば、自信につながります。

2 ビジネスモデルは大丈夫か

転職であれば、次の会社などがちゃんとしているか、ビジネス自体はその会社のやり方に乗っかる形となります。
一方で、起業の場合には、ビジネスモデルを自分で決めておかないといけません。
ちゃんと次のしごとが大丈夫か、考えているビジネスモデルに自信が持てるかを改めて感じます。

退職の意向を示す場合にも、このモデルが大丈夫かは頭のどこかで話を進めていいかの自信につながります。

ビジネスモデルがしっかりしているか、交渉前に確かめて考え抜いておきたいですね。

 

3 収入がゼロでも大丈夫か

会社員をやめて独立する場合に、収入がゼロになる可能性があります。
高く飛ぶためには、一度深くしゃがみこまなければなりません。
その一環の収入減ではありますが、ちゃんと気持ちが耐えられるか確認したいです。

よろこびよりも痛みに人は敏感です。
下がる、損をするという場合には、同程度のよろこびよりも回避的になります。

退職を告げるときに、収入が下がっても大丈夫か、改めて気になるところです。

ゼロになってもしばらくは耐えられる心構え、どれくらい耐えられるかの算段をしっかり事前にしておきたいです。

 

4 言えないくらいなら独立してうまくいくわけない

「退職」を伝えるのは簡単なことではありません。
でも、言うだけすらできないのであれば、独立してうまくいきにくいはずです。

目の前に迫れば大変なことだと感じるでしょう。
でも、大局から見れば小事です。

これからの課題のバランスと比べて実は大したことがないステップのひとつのはずです。

緊張はするかもしれませんが、独立を見据えてよくよく考えれば、振り返って大したことがないと感じるでしょう。

 

5 言われる方も緊張する

言う人が緊張していますが、言われる方も緊張します。

「あっそ、辞めるの。どうぞ。」とすんなり言ってもらえることは多くないでしょう。
そんなにそっけなくはないですが、ぜんぜん引き止めない場合はありますが。

言われる方が緊張している場合もあります。

引き止めたい人である場合や、しごとの先が困る場合などです。
相手も緊張していると認識すれば、言う緊張も少しはほぐれるはず。

伝える際に緊張しているかもしれませんが、相手の様子もよく見ておきましょう。

 

6 ケンカをしに向かうわけではない

退職を伝えることは、ケンカをふっかけることではありません。

わたしが退職の現場に慣れているせいかもしれませんが、攻撃的になって退職を伝えている方もしばしばいます。
でも、慣れている立場からすれば、「こういうパターンか」と理解します。

辞めるという事実に向かって交渉するのですから、その過程で攻撃的になることが得というわけではありません。
ハローワークなどが離職票を書くとき、怪しい場合に会社側にかなり退職理由を聞き取ることもあり、会社側がそれほど無茶ができるものでもないです。
補助金などの申請に関わりますので。

だからといって、交渉をする側がケンカをすべきとは考えません。
できる限りは円満に済ませるように向かっていくほうがよいでしょう。

 

7 単なる第一歩である

独立に向かううえでの単なる一歩でした。
言う前は、大きなことと感じるかもですが、言ったからといって、それほど自分の世界が劇的に変わるわけではありません。

つっかえて感じている方は、言えてすっとするかもしれません。
ただ、それくらいです。

単なる一歩という認識で、言いにくい方はとらえてうまく動きましょう。

 

8 初心が大切

退職を伝えるかどうか迷うときには、初心に戻りましょう。

退職を告げる緊張にさらされているときと、普段から考えて決めた初心では、初心の方に判断の価値が出ます。
だって、緊張しているときには正常な判断ができないものなので。

だから、伝えるかどうか迷った際には初心を思い出しましょう。
初心を貫けて、そこまで気持ちと異なることをするリスクはないはずです。

 

9 すべて伝える必要はない

行き先、事業内容、今の想い、日頃のしごとの不満など、何かしら聞き取りをしてくるでしょう。
言いたければ言えばいいでしょうが、感じているすべてを伝える必要性は全くないです。

気持ちの1割しか言えなくても、退職は可能です。
退職時に、退職に至った気持ちを理解してもらいたいというかまってほしい方もみられます。
それはそれで対応しますが、別にかまってちゃんにならなくても、退職できます。

伝えると応えてきます。
ややこしくなる場合もあります。
気持ちのすべてを伝える必要がないことは、確認しておきましょう。

 

まとめとして

特有の場面として、緊張する人が多いかなと感じます。
これから独立する際に退職を伝える方がその緊張を少しでもなくせるように、事前に考えをまとめておいた方がいい点の参考になればうれしいです。

 

【編集後記】
やれることを少しずつ行っていこうかなと考えています。
相手があることもあるので、なかなかですが。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○

【子育て日記(4歳・1歳)】
下の子がなかなか寝ずに、夜中ずっとあやしていました。
そういう日もありますね。

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