「女性税理士」のキーワードから理解する、SEOの検索量と質のヒント

2023年10月29日

SEOをするときに、1位を取るか、ロングテールを狙う戦略をよく聞きます。
しかし、その言葉で表されている内容を吟味できると、もう一段階マーケティングのレベルを上げられます。

「女性税理士」という単語を使って、考えてみましょう。

サービスなど

検索トレンド比較：「インボイス税理士」vs「女性税理士」

まずは、単語がどれくらい調べられているかを理解してみます。
どんなに狙っている単語であっても、検索がされなければ意味がありません。

検索ボリュームを調べます。
GoogleのキーワードツールやSEO用のサービスを使う必要があります。

2023年10月29日現在で検索すると、以下のような検索ボリュームを得られます。

インボイス税理士

女性税理士

480

720

「インボイス税理士」はトレンドに乗った単語でしょう。
トレンドを基準にしても、「女性税理士」は調べられていますね。

「女性税理士」で打ち出せると有利な気がします。
検索数を上げるという意味では、女性の税理士の方は、「女性税理士」に1ページでもSEOをかけておくといいように見えます。

しかし、検索されるけれども仕事につながるかという点を考えるために、量だけでなく質的な分析もしておきます。

検索量と検索質のバランス：検索者の真のニーズを理解する

有望そうなキーワードの「女性税理士」の検索結果を分析すると、検索者のニーズが税務サービスを受けることからズレている可能性が得られます。
もう少し細かく説明します。

まずは、上位10位の検索結果を確認します。

どうでしょうか。

あまり、税務サービスを探している人向けの内容ではないです。
リンク先を見てもらっても、働き方、キャリア、求人関連の内容がほとんどです。

これらが「女性税理士」で検索した結果で上位に来ています。
検索エンジンは多くの読者の興味を満たすものを上位に表示しますよね。

「女性税理士」は、税務サービスを探すワードではなく、キャリア関連のワードと言えます
(なお、これらはあくまで検索エンジンの評価であって、女性の税理士を求めている方も実際にはいるはずです。)

仕事につなげるためのキーワードの深掘り

ここから、「女性税理士」についてSEOをかけるかを考えていきましょう。

結論から言えば、かけておくといいと考えます。
というのも、男性の税理士は、「女性税理士」をキーワードに記事を書きにくいからです。

男性税理士が使えない有利さ

もちろん工夫して書くことはできます。
上記のリンクで学校法人が1位でしたし。

しかし、最近のSEOで大切なことは、誰が書いているかです。
書き手も判断して評価が決まることも考えれば、男性税理士が書くよりも女性税理士が「女性税理士」と書いた方が良く評価されるでしょう。
3割程度が女性の税理士数としても、母数が半分未満の領域のSEOができます。

採用業務の可能性

規模が大きめの税理士法人などで、女性の税理士を募集したい場合は、狙い目のキーワードでしょう。
というのも、キャリアや仕事のバランスに興味があって「女性税理士」が調べられている可能性があるからです。

この場合も必ずSEOを意識した記事を投下する分野といえます。

仕事へつなげる場合

女性税理士が女税の税理士を探している人向けのキーワードとして「女性税理士」を使えるかは、要検討です。

私がもし仕事へつなげる場合には、類似単語などをもう少し分析して、代替できそうな単語ももっと使っていきます。
この辺りの嗅覚は、SEOの業者の人でも提示してくれないことが多いです。
単語の選定は、業界にいたり実際に営業をしていないと想像しにくいからでしょう。

以前に相談したことがあるSEO業者でも物足りなさは、質的な転換が下手だったからです。
下手にSEOを気にしすぎず、ウェブサイトの枠組みだけでも早めに用意するといいです。
弊事務所で、ウェブサイトの早期構築のお手伝いをするサービスもあります。

今回は深掘りしませんが、日々の営業活動や検索エンジンからヒントを得て、SEOをかける領域をずらしたり深めたりしていきます。
ここが、ウェブマーケティングの面白いところです。

日々の営業活動のヒントになればうれしいです。

【編集後記】
そろそろ御堂筋パレードですね。
参加しようかなと検討しています。

【運動記録】
ストレッチ○

【子育て日記(6歳・2歳)】
上の子とメザスタへ。
なかなか出が悪いですね。エンテイの反応があったのですが、ウツロイドでした。

「女性 税理士」のキーワードから理解する、SEOの検索量と質のヒント

検索トレンド比較：「インボイス 税理士」vs「女性 税理士」