6月もさしかかり、税法専攻の修士2年の方は
初版の論文を書き終えている方もいる頃と考えます。

書いてみて、なかなか進まないし論点にたどり着かないことがあるでしょう。
その場合に、「まだ時間があるので」と
取り組む税法の領域を変更したい衝動に駆られることがあります。

でも、すでに半年から1年悩んで領域を決めているはず。

ぐっと我慢して、今あるものを深めていくことをオススメします。

 

*京都岡崎 蔦屋書店にて

 

決めた領域はできる限り貫こう

最終的に良い論文であっても、
芽のうちには大して評価されないことがあります。

論文の評価は、論文の全体から判断がされますし
どこか小さなよどみがあれば、
よくないという評価を受けがちです。

全体が10あって、そのうち2だけが悪いとしても、
論理としてうまく整合性がつかない形になっていれば、
全体を低く評価されます。

伸びしろを考えて指導してくれる教員もいますが、
厳しい方の方が多い印象です。

なにせ、論文を書くことを生業にしている方々ですから、
「ちょっとくらい変でもいいでしょ?」みたいな
見過ごしは立場上やりにくいです。

 

だからといって、最終的に完璧な論文にしないと
修士を得られないかといえばそうでもありません。

ピカピカの新規性よりも、
論文としてのてにをはがしっかりと成り立っているかを
みてくれる発想が、修士論文の評価にはあります。

 

また、修士論文の質が、急にアップしないことも肝に命じておきましょう。

地道な作業の繰り返しや積み重ねによって
論文が成立するのであって、
心のチカラによって今まで隠されていた潜在能力を
物語の主人公が急に発揮するようなことは、
論文作成では起こりえません。

気に入らないところが少しあったとしても
積み重ね、積み重ねで進展していくものです。

途中でやめてしまうのは、とてももったいないです。

途中でうまくいかないにせよ、
最終的に修士論文の質が上まで登りきらない可能性があるにせよ、
積み上げたものを最後までやり遂げることが大切です。

 

論点や結論は最後の方に見えてくる

書いていてどうしても気に入らないこともあるでしょう。
結論がどこに向いているかわからないことも多いです。

でも、論文を組み立てていく上で、
結論が最初からできあがってない場合はありえます。

むしろ、結論ではなく、方法論から論文の内容を
選んでいる方の方が多いのではないでしょうか。

例えば、方法論から決めるやり方です。

  • この判例が新しいし、取り上げれば何か言えそう・・・
  • 商法が国際的なコンバージェンスの動きで変革しているから、法人税法の観点でも何かあるはず・・・
  • 民法改正があるし、他の法令から租税法を捉え直すことができるだろう・・・

などなど、何か結論が最初に来ているのではなく、
面白そうな題材や方法から何かを手探りしている方が
ほとんどです。

3月卒業予定の場合、修士2年生の6月において結論まで書ききれていると
大手を振っていえる方はあまりいません。

できていなくても平均かなと。

もちろん、夏休みや後期の中間発表までにはその内容が
明確になっているか、明確にするよう心がけているかでしょう。

ただ、この6月と数ヶ月先の水準ではかなり
レベルに開きがあるという現実をおさえておいて、
心の安定剤にしてほしいです。l

 

傍論を捨てて時間も意識も集中する

今進めている論理に満足いかないときには、
その他の部分に再度、イチから取り組むのではなく
深めるようにしましょう。

取り上げている対象に関係する傍論を大胆に取り除き、
選んだテーマで突き進むようにします。

そうすることによって、
論理展開がスッキリします。

また、論文作成が時間との勝負であるとすれば
削った傍論にかけていた時間を
時間を投下すべき論点に対して
適切に時間をかけられるようになるはずです。

流派にもよりますが、
文章量を増やすよりも質を上げることで
教員からの評価も上がるはずです。

全体としては短くなっても、

  • 読みやすい
  • 理解しやすい
  • 説得力がある

そういった文章を目指して書き進めれば、
目的を十分達成できる論文にしあがります。

 

今、取り組んでいる論文作成に自信がなんとなく持てない方で
税法論文を書いている方は、
安易にすべてを捨てるのではなく
もうちょっと論理を展開し、洞察を深められないか
辛抱強く取り組んでみてください。

 

【編集後記】
子どもと過ごして楽しめるように
生活の見直しをしています。

よく言われるのが、仕事で忙しい時期と
子どもと一緒に過ごせる時期はかぶっていて、
気がつくと過ぎてしまうと。

そうならないように、改善予定です。

【運動記録】

ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(4歳・0歳)】
朝ごはんを作るお手伝いをしてもらってます。

自分でやると、卵を割ったり包丁で野菜を切ったりは単なる作業です。
でも、子どもにやってもらうと、
「うまくいったね!」と一緒によろこべたり、
「おにくにさわるのいや〜」という変なリアクションをもらえます。

いっしょにすることを増やしたいなぁと考えています。