freeeの英語表記は分かりにくい

こじま税理士のビジテクブログ | freeeの英語表記は分かりにくい

英語話者との間で問題になるのは、どの会計ソフトを使うかです。

選択肢として、以下があります。

  1. 英語の会計ソフトを使う
  2. 日本語の会計ソフトを使う
  3. 英語の会計ソフトを使いつつ、こちらで日本語会計ソフトを使う

その中、私が感じるのは、freeeの名前が使いにくいということです。

もくじ

freeeは伝わりにくい

小文字で始まる難点

freeeという単語を使いにくいのは、小文字始まりということです。
自分で英文を書いていて、

Would you like to try Japanese accounting software, freee?

とか書くと、なんとなく埋もれてしまいます。

上の文章は、ちょっとしたものなので、「freeeあるな」くらいですが、これだとどうでしょう?

Many clients are considering whether to use freee in accordance with Japanese tax law or to opt for an alternative software. However, the specific strengths of freee tend to be overlooked among the various available options.

多分、日本語の中にfreeeとあるのと、日本語の中にフリーとあるのの差に似ているかも。

ブランディング公表する上では、freeeと使うべきです。
ただ、英語話者のお客さんとの要望を話している中で、「Freeeと書いた方が、感覚的に見やすいわ」という意見はもらっています。

伸ばす音の区別

freeeが感覚的に少し言いにくいのは、freeとfreeeとの音の差が分かりにくいことです。

これは、書き方の問題ではなくて、英語の性質のせいです。
LとRとの区別が日本人にしにくいように、長音と単音の区別は、日本人は異常にできると評判です。

おばさんとおばあさんの区別は、英語話者にとっては難しい点です。

その感覚から、フリーなのかフリーーなのかは、伝える側から分かりにくいなと。

日本語の中での見え方

日本語の中のアルファベットは、見やすい感じですね。
これをF始まりにすると、日本人から見れば、硬さが出ます。
日本語の中で使うなら、freeeでいいなというのは、そうでしょう。

Xeroはどうか

freeeが悪いというわけではないんだと、注釈をしておきます。

英語会計ソフトXeroのアドバイザーになっているのですが、Xeroを初めて聞いたときに、何かピンとくるものがあるかといえば、そうではありません。

「これは、会計ソフトなんですよ。」

ということを言っているからこそ、「そうなんですね」みたいな感覚でXeroを聞きます。

この感覚は、英語話者の人が、freeeと聞いたときと大差がないかなと。
その意味では、小文字始まりだからというよりも、慣れが中心の論点なのでしょう。

ブランディグと固有名詞

ブランディングをする上で、固有名詞をどのようにおさえるかは悩ましいです。

日本語での響きがとても良くても、英語では意味がおかしかったり意味合いが異なって聞こえたり。

freeeという言葉に対して一家言あるわけではないです。
ただ、営業関連を一緒に考えることもあるので、その辺りに関連する話という位置づけです。

IRも見てみましたが、ロゴをfreeeに統一する以外に、あまり言及を見つけられません。
Techchurchとかの英語記事でも、同様の感覚で、Freee表記があります。

freeeという名前は、アルファベットですが、とても日本的な名前ですね。

【編集後記】
単発相談を多くいただきます。
実際会って話したいとも言われるので、ウェブと実際の両方ともサービス提供をしています。

【子育て日記(息子8歳、息子4歳)】
下の子の英語を始めています。
Phonicsをやり始める適齢期かなと。
楽しめる範囲で、ぼちぼち続けます。

もくじ