すべてを覚える、知識を積み重ねていくことはとても大切なことです。

である一方で、コンピュータが得意なことはコンピュータに任せる、そして、人と補い合って発展的に解決していくことが注目されています。
必要な知識はWebで調べ、根幹の論理的な考え方を人が解いていく形です。
デジタルケンタウロスとも評されます。

HTMLを書く場合でも、スニペットツールのような助力を得ながら、根幹部分は人がつくっていきます。
プログラムを書くときだけでなく、しごとを進めていく上でも大切な考え方です。

 

*典型的なデジタルケンタウロス

 

EMMETとは?

Emmetは、HTMLを書くときにサポートをしてくれるツールで、省略した一部を書くと、その全体を書いてくれるものです。
Visual Studio Code、AWSのCloud9などに基本的に入っています。
また、プラグインで入れれば、AtomやSublime Textなどにもいられれます。

例えば、HTMLを書くときには出だしの宣言が必要です。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="ie=edge">
    <title>Document</title>
</head>
<body>
    
</body>
</html>

これは形が決まっています。
どんなにプログラムが上手い人であっても、最初の宣言文はほぼ同じです。

誰がやっても同じ方法をとって差が出ないのであれば、早く処理できた方が効率がいいし、楽です。
Emmetが入っているエディタであれば、[! + Tab]でこれが書けます。

最初にHTMLをやろうとすれば、<!DOCTYPE html~>のように一から打たないといけないと感じました。
そして、そのめんどくささが、プログラミングをしたいと思わせない部分でした。

でも、実際は、ちょっとやればそのほとんどが簡単に書ききることができます。
必要部分を修正すれば、12行を一瞬で仕上げたことにできます。

資格試験はパソコンで解いていいものになっていない、でも実務は?

こういったパソコンでの助力は、資格試験では出てきません。
そもそもデジタルケンタウロスで解いていい資格は、まだ日本ではなじみがない可能性が高いです。

でも、実務では、パソコンを使って早く仕上げることは当然です。

支払いの処理の一式を自動で計算させたり、自動にならない場合にはRPAを使って自動で入力をさせたりなど、人が細かな労働力を提供しなくても、節目節目でコンピュータが判断できないところを突き詰めて提供すれば事足りるようになっています。

頭を使うこと自体は楽しいので、資格試験で能力に挑戦すること自体を否定することは全くありません。
でも、当然ながらやり方が変わっていることは認識するべき点です。

実務への発想の転換を根幹に

実務への発想の転換をしていきましょう。

Emmetを例に、人が一から十までをすべて担うのではなく、コンピュータが自走できないところ、判断が伴うところだけを中心に処理することが人とパソコンの幸せなコンビネーションです。
そして、デジタルケンタウロスと呼ばれるものです。

能力検査であったり資格試験であったりは、このようなデジタルケンタウロスを使っていいとはされていません。
でも、実務ではみんな意識している通り、パソコンを使って効率を極限まで上げることがほとんどです。

逆に、コンピュータが処理してくれるのに、人がそこにこだわってずっと効率を上げさせないというのは、ナンセンスになってきます。
どうしても一から十まで人が自分の手で実行したいという欲求が出る分野もありますが、ぜひ、デジタルケンタウロスを意識したインプットやアウトプットを心がけるといいかと。

気になる人は、少し意識をして、能力を磨いたりアウトプットをしてみてください。

 

【編集後記】
オフィスに15cm弱のカマキリが入ってきました。
「これは!」と感じて早速つかまえました。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○

【子育て日記(4歳・0歳)】
捕まえたカマキリを携えて家に帰ると、興味津々で観察していました。
大きいだけあって捕まえて時間が経ってもぜんぜん弱っていません。

しばらく上の子が観賞した後、
「せまいところはかわいそう!」ということになりました。

で、家の緑に逃がすことに。
しばらくのんびりとそこで過ごしてるカマキリが目に入ります。

「次は一緒に捕まえにいこうね」
と子どもと約束しておきました。