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税法免除大学院希望者向け、研究計画書を作るための租税法入門書

税理士試験の免除や税理士であっても体系的な知識を身につけたいという理由で大学院で租税法を専攻したいと考える人向けの入門書一覧です。

入学の際には研究計画書を提出するところが多いです。また、その上で入試時点で論文を書かせる大学院もあります。

税務実務をしたり学習をしていても、租税法で論文を書くというのはちょっと異質です。
だから、研究計画書を書こうと考えてもなかなか書ききれません。

そんなときは、全体を俯瞰して足りない論点を初期に押さえておくと論理を運びやすいです。

tax law books

*租税関連の本 by iPhone X

 

 

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大学院の学びは足りないピースを見つけること

大学院での学びは足りないピースを見つけることです。
修士であればその初期段階といえるでしょう。

中学・高校・大学学部生のようにすでにある知識を効率よく消化していくものを学びを考えている場合、大学院の授業は物足りないかもしれません。

膨大な書籍を紐解いたり調査実験をしたりして、やっと教科書に一文を加えられる。
そんな営みです。

一方、税理士試験は効率よく知識を消化して合格するもの。
基礎や応用問題を正確に早く正確に解くことが目標です。

方法論として並列で論じられることがしっくりこないのは、この点で大学院と税理士試験の性質が違うということが理由でしょう。

 

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租税法入門書一覧

研究計画書を作る際にはある程度俯瞰した内容を見ることと、その分野でも入門書や判例分析の内容を調べていくことです。

書籍はたくさんあるのですが、よく出てくるところをまとめます。
☆は読みやすさとためになるかの合計です。

結構なボリュームがあるものも多いので、買うときは厚みも気にしてください。

税法入門第7版(☆☆☆)

209ページ。

金子宏先生の共著です。
大学院の授業でもこれを薦められる場合もあり、租税法の基礎部分になります。

ただ、字が小さいのと大学院で必ず参考にしなければならない「租税法」のエッセンスを凝縮したもので、なかなか読み進めても頭に入りません。

 

数回読むか、次の「よく分かる税法入門」から入った方がいいでしょう。

また、巻末に参考文献の一覧が載っています。
この本を最初にちゃんと読み進められるのであれば、「よく分かる税法入門」にいかずとも、特定分野の税法に入っていって大丈夫です。

 

よく分かる税法入門第11版(☆☆☆☆)

375ページ。

☆が4つなのは読みやすいからです。
俯瞰力は「租税法入門」の方が高いので、全体像をしっかり理解したい人は戻る必要があります。

 

この本の良さは、租税法というのはどこが論点になるかの導入をしやすいからです。

例えば、とある雑誌に

過度な租税回避は脱税です。

との記載がありました。

 

しかし、租税回避・脱税(・節税)は別物と定義されています。
細かい論点まで会話形式で説明してくれる本です。

租税判例百選(☆☆☆)

240ページ。

百選といいながら、123の例が載っています。
この本は、全てを読もうとしてはいけません。

租税法の研究計画書を書こうと考えるのであれば、興味があるものだけ3−5程度しっかり読みましょう。
その上で時間的余裕があれば、増やす。そういう使い方がベストです。

ですから、購入するときも「この本の全てをマスターしてやる!」みたいな意気込みで買ってはいけません。

最初は、適当に読み流すくらい手に入れないとなかなか消化できない内容の濃さです。

 

ケースブック租税法(☆☆☆☆)

700ページ。
4500円といい値段です。

裁判例を見るときに読みやすい本として、この「ケースブック租税法」があります。
こちらもかなりの厚みがあるので網羅的に読む本ではありません。

ただ、レイアウトや一裁判の厚みなど、租税判例百選より見やすいというのが個人的感想です。
手にとってみて気に入れば買ってください。☆が租税判例百選よりも多いのは、見やすさと読みやすさからです。

田中二郎 租税法(☆☆)

468ページ。
個人的には好きだったので、こちらもあげております。

読めば全体の深みを得ることができます。
好みが分かれるところなので、☆は少なめです。

所得税・法人税の理論と課題(☆☆☆☆)

305ページ。

口語で書かれているので読みやすいです。

税法として何が問題なのかというところを平易に説明してくれております。

分かりやすいということで☆の数は増やしていますが、研究計画書を作ることが目的であれば優先度は低い本です。

口語のため、その論拠を追いにくい本の構成だからです。
論点は面白いので、手に取る機会があれば見てください。

 

スタンダード所得税法(☆☆☆☆)(個別税法の例示として)

441ページ。

全体を俯瞰していったのちは、個別の税法に移ります。
誰しも関わっている論点として所得税が書きやすいのではと考える人も多いことでしょう。

所得税を考える際には、「スタンダード所得税法」が基礎として分かりやすいです。

例えば、土地の短期譲渡所得と長期譲渡所得。税率が違いますね。
では、なぜ税率が違うのでしょう。

ということを一つ一つ紐解いてくれております。

所得分野で書く際の基礎知識をつけてくれる本です。

 

少し難を言えば、人名がアイウエオ順のカタカナでいろいろ出てくるのが私は頭に入りにくかったです。
ア行でいえば、「アヤノ」「イオリ」「ウミノ」「エイキ」「オトカ」と続きます。

まあ、この点は好みでしょうか。

 

読み書きが得意か

大学院に進む場合には、読み書きが得意かどうかが分かれ道です。

税法免除を受けたいということでもちろんいいのですが、税理士試験とは求められるものが違います。
それは、冒頭の「足りないピースを埋めること」で述べたとおりです。

論文の課題指導まで懇切丁寧にしてくれるところもありますので、入学後にきちんと卒業できるレベルの論文を書かせてくれるところ、自分に合ったところを選びましょう。

 

まとめ

やっつけで研究計画書を書くのは難しいです。
実務経験もものをいうので、「短期間の準備だったけれども合格した」という人もいるでしょう。
それは個人差が大きいです。

 

真っ向勝負の話を考えるとして、研究計画書にある程度の深さをおこうとすれば、全体像の把握をした上で個別の論文を読み込むことが必要です。

まず手始めの部分の俯瞰をするための参考書として上記のものを読んでみるのもいいでしょう。

 

【編集後記】
採用界隈は少しずつピリピリです。
新卒採用は3月1日に解禁。準備を進めていたり、また、1−3月の転職事情の時期でもありますから、こちらもなかなかに時間を取るところです。

【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO

【昨日のはじめて】
AKAGI Premium Matcha

【昨日の子育日記】
眠りにつくと、遠慮なく寝床をゴロゴロします。
それも、勢いもすごいです。
壁にも私にもバンバン当たってきます。

何かに似ているなと気がつくと、ルンバそっくりでした。

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