採用用のウェブサイトを作成する企業が増えています。
大手企業だけがウェブサイトを充実させてきた状態。中小企業は採用サイトがなくてもなんとかやってきました。
しかし、これからは採用サイトなしでは、採用がうまくいかなくなります。
採用サイトの意義を理解し、上長に理解してもらうために採用サイトの金額相場と制作の基本方針を理解しましょう。

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大手企業でなく中小企業こそが採用サイトを充実させる意味
採用活動をする際に、差別化は欠かせません。
しかし、給与や福利厚生だけで差別化できる中小企業はほとんどないといっても過言ではありません。
給与だけで競り合える会社であれば、採用に困っていないでしょう。
そもそも、競り合うという考えで進んではうまくいきません。
背の高さだけ比べても、背が高い人はいくらでもいます。
美人・美男子競争で一番になろうという考え方にも例えることができます。
上には上がいます。
また、美人・美男子でなければ結婚(採用)に結びつかないかと言えば、そうではないです。
あばたもえくぼのように、一般的な美男美女でなくても好きになった経験はあるでしょう。
中小企業であれば採用するのはせいぜい数名。
たくさんの人に好かれる必要もありません。
その代わり、知ってもらう必要はあります。
中小企業で足りないのは知ってもらうということなのです。
知ってもらうことに必要なのは採用サイトでしょう。
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コーポレートサイトは利害関係が多すぎて調整が大変
コーポレートサイトを改修しようと考えれば、社内のほぼ全ての部署に了承を取らなければなりません。
商品を扱っている部署、マーケティング、システムはもとより、経営層も。
採用コンセプトを煮詰めるだけでも大変なのに、社内全ての調整をするのは、小さくても小回りがききません。
企業のコーポレートページは利害関係者が多い。
そう簡単には改修できません。
採用サイトだけ切り分けて直す方向で動きましょう。
違いを活かすブランディングは中小企業こそ
採用ウェブにおいて中小企業が取るべきスタンスは、実直さです。
良いところを押し出すのは当然。
そして、悪いところもある程度大胆に押しだしましょう。
例えば
「人数が少ない」
「思っていたよりも社長からの指示が多い」
「求められる仕事の質が新入社員でも高い」
など。
嫌がられることも、いいことに混ぜてピーアールします。
ダメだろうと考えるかもしれません。しかし、人と同様に企業も全てがいいなんてことはないと、実直に出すことも大切です。
スパイスのようなもの。
カレーの隠し味に甘みを入れるようなもの。
悪いところを押し出せる企業は多くありません。
ここに「悪いところも押し出そう」と提案していますが、実行できる企業は多くないでしょう。
だからこそ、悪いところの押し出しは違いを作ることにつながります。
採用ウェブサイトの相場
採用ウェブサイトの相場イメージ
採用ウェブサイトの相場は120万円くらいです。
ページ数や構成、ページのこりかたによって価格が変わってきます。
120万円というのは、10ページ程度のサイトでカメラマンをつけた場合としましょう。どの室の人をするかによっても変わりますが指標になります。
中小企業が採用ページとして使うのであれば10ページ前後で十分です。
ページ構成よりも写真が問題
ページよりも問題は写真です。案外と仕事場仕事風景の写真は撮らないし残りにくいもの。それらをしっかり用意できるかは大きな問題です。
日頃から写真をしっかりと撮りためている会社はそれを使えます。
ただ、部署に確認が必要です。写ってはいけないもの。写ってはいけない技術。写ってはいけない何かが本当にないか。
また、動画はともかくとして写真はやはりプロの人に負けます。
光の撮り方やぼかし方のようなわかりやすいものだけではありません。
笑顔の人を撮ること。
考えもしない構図に納めること。
プロのカメラマンを使うよさはいくらでも見つけられます。
予算のネックにはなりますが。。
ページ数がネックのときはCMS形式にしよう
ページ数が多いために価格が高いのであれば、社員紹介など様式が画一なページをWordpressなどのCMSにしましょう。
CMSにすることによって画一的なページに内容を載せるのはこちら側にすることで外部出費を下げられます。
取材をしっかりとしてくれればいいですが、全てにおいてウェブ制作会社が優れている訳ではありません。
採用担当者が理解する世界を表現するのは、やはり採用担当者自身が書いたものであることが重要です。
臆せずに、予算調整で自分で作るコンテンツを増やしてみましょう。
通常の中小企業で承認されない相場の予算を承認させる基本的考え方
120万円の予算。普通にしては、承認されない部類のものでしょう。
承認されるためにどのようにかみ砕いて上長に提案すると良いでしょうか。
3−4年くらい使えるものを作る
120万円の支出が毎年続くと思わせないようにします。
制作の基本コンセプトとして3−4年は使える採用サイトを作りましょう。
4年使えたとすれば、120万円÷4=30万円 です。
年間30万円であれば、予算を通す範囲に入ってくるのではないでしょうか。
また、採用サイトを毎年作るのは大変です。数年使えるものを作るのは、仕事が増え続ける採用担当者にとっても嬉しいことにつながります。
税法的には支出年度に償却をベースとして税理士と相談
採用サイトは募集要項や先輩社員の声など、細かなところを頻繁に改修するでしょう。
国税庁の下記の指針より、支出年度になる。担当の税理士先生と相談してみてください。
頻繁に更新されるため、開設の際の制作費用の支出の効果が1年以上には及ばないと考えられますので、ホームページの制作費用は、原則として、その支出時の損金として取り扱うのが相当であると考えられます。
益金がプラスの企業であれば、租税分のマイナスを予算どりの仮定に入れることもできましょう。
2021年卒の就職協定廃止を見越す
採用に関わっていない人からは楽観的な意見が多いのですが、採用環境は悪化の一途です。
就職協定が廃止されれば、実質的に大手企業と競り合うことが増えます。そして、それを受けて立つしかないのです。
今から採用力を高める採用ウェブサイトの構築に反対する理由はありません。
まとめ
採用サイトの相場感はつかめたでしょう。
実際に見積もりをとってみると数百万円という見積もりが出てくることもあります。
採用のマーケティングや工数の見積もりの方法によってそれらの違いは出てきます。が、中小企業には合いません。
気にせずに、自社が求めるものを作ってくれるウェブサイト制作会社を探しましょう。
見つかった後の提案として、毎年出てくる費用でないことをしっかりとアピールした上で社内提案につなげます。
採用する側もされる側もハッピーになるような実質と表現力を採用サイトにつめこみましょう。
【編集後記】
美容室でのお会計。初めてお会計の対応をしてくれる人だったのか少し時間がかかりました。
教育関連をしているので、ゼロからイチへの経験を積んでいくその場にいたので、初々しさを嬉しく感じました。
【昨日のはじめて】
子どもと紅葉狩り
【昨日の子育日記】
ベビーカーに乗せて紅葉狩りに。と勇んで出かけましたが、外気の冷たさと着込んだ暖かさで気持ちよかったみたいでずっと寝てました。
まあ、こんなこともあるかなと。
せっかく来たのとその後の調子もよかったので、時間を延長して遊びました。落ち葉を踏みしめる感じが心地よかったようで、なかなか離れてくれないくらい楽しんでくれました。