租税法で修士論文を書いている方にとって、どの領域の何を選ぶかは頭を悩ませるところです。
まずは興味があるものの文献を収集してから方向性を考えるでもいいかもしれませんが、修士論文に適する題材かの判断も必要です。
この判断は教授に相談するにしても、題材は自分で決めていく方式の大学院生は最初の一歩のタイトル一覧を自らあげつらって提出しなければなりません。
論文タイトルは絶対かぶらない方が良いわけではなく、同じ方向性でも何かしらの新しいことを論じていけば、新しい内容の論文が生まれます。
他の人が書いている内容は、先行研究があるでしょう。
また、判例の存在も見込めるかもです。
というわけで修士論文のタイトルを開示してくれているもののリンクをまとめてみました。
ちなみに、それでもネタがない方は、こちらもご参照ください。
修士論文は一般的には公開されないので、リンク集を作ってみた
修士論文は一般的には公開されません。
博士論文になればCiNiiで検索ができます。

ただ、博士論文と修士論文とは分量も質も違います。
博士論文に適した題材でも、修士論文に適した題材とは限らないのです。
書きたいことは書かないほうがいいという佐藤先生のご助言もございます。
避けたほうがいい主要な例として、一覧にしてくれています。
(1)交際費や行為・計算の否認などの不確定概念
(2)移転価格やタックスヘイブン、タックスシェルターや組織再編がらみ
(3)勉強してこなかった税法科目(相続税や消費税など)
(4)通達などの税務行政の批判
松井先生も書きたいテーマよりも書けるテーマを選ぶようアドバイスをくれています。
租税法や税大総論を読んで探すなど、探し方のアドバイスもしてくれております。




そうすると実際の論文タイトルも見てみたいもの。
自分の大学のものは入学すれば閲覧できますが、
合わせて他大のものも見てみたいものです。
そういう意図でリンク集を作っています。
大学院の論文タイトルへのリンク
リンク集に移ります。
気になった大学のものを見てください。
順番に意味はありません。
また、全てを網羅しているものではないです。
載せるべき大学が載っていなければ、教えていただけるとうれしいです。
名古屋経済大学
以下の領域に分けて記載をしてくれています。
- 租税法共通
- 所得税法
- 法人税法
- 相続税法
- 消費税法
- 租税手続
- 国際課税
- 租税処罰法




大阪経済大学 経営学研究科
修士学位論文題目一覧としてPDFの一覧が閲覧可能です。
クリックするとダウンロードします。
2006-2019年分です。
経営学なので、租税以外も含まれています。


名古屋市立大学 大学院経済学研究科・経済学部
多くのタイトルが載っています。
2011-2014年のものです。




日本大学経済学部
2013年から2017年のタイトルがあります。
税法コースのものが参考になるでしょう。




立命館大学法学研究科
リーガススペシャリストコースのタイトルが内容を想像しやすいです。
2013-2018年分です。




筑波大学
平成28年度の修士論文です。
本文まで見れます。


高千穂大学
平成29年、30年分を載せてくれています。


上武大学
2014-2018年分です。


埼玉学園大学
ページの中段あたりに2016-2018年の論文タイトルが載っています。




広島修道大学
2013-2017年のものが、ページを4分の1ほど下がったあたりに載っています。




富士大学
租税法修士論文以外のものも混じっていますが、平成25年から平成30年のタイトルを閲覧できます。




まとめとして
題材決めに他の人の内容を見てみたい人の参考になれば嬉しいです。
ちなみにですが、大学院入試の際の研究計画書は今回の修士論文のように、書けるかどうかで選択しなくても大丈夫です。
入学後に必要な方は論文の内容を選択し直しています。
【編集後記】
Windows7の更新を先送りしている会社はもうそろそろ予算取得しておく時期ですね。
消費増税もありますし。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【昨日のはじめて】
ぷりぷりエビマヨネーズのおにぎり
【昨日の子育日記】
息子「ばいきんば~ど~!」
特に教えてないのに急に言いだしました。
「バイキンバードってなに?」と聞いてみると、ちびもぐりんのことの
ようです。
確かによく見るとどこか鳥っぽいです。