婚活だけでなく企業の採用でも 恋は取引に敗れている

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普通の相手を求める婚活市場。
ロマンやパトスなどで心を判断基準に
相手を定めるのは、少し前のことかもしれません。

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採用担当者は若い世代にも関わります。
だから、この判断傾向を理解しておくと良いです。
また、採用担当者だけの裁量では決定に足りませんから、
恋が取引に敗れいている現状を、経営層に説明しておきましょう。

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*パルケエスパーニャにて

もくじ

恋の幻想を見ている世代とそうでない世代

新卒採用においては、その夢でなく採用条件に
重きをおいて選ぶ人が当然のごとく増えています。

これを現代の恋と取引の状況から理解してみましょう。
一般論で、女性の方が経済状況を加味して
相手を選ぶとありますし。

 

2015年の中小企業白書での経営者の
年齢最頻値は66歳。この世代の、かつ男性経営者が
どう思って相手を選んだのかと想像してみます。

個別の恋について語る口を持っていませんが、
その時代のドラマでは、夢を語っていたことが
多いのではないでしょうか。

師弟制度や気持ちのつながり、リベラルにも
その軸足があった世代なのかと。

 

これに比べて、今の20代や30代は、
(将来が比較的暗く見える)現実を生き抜かなければ
ならなかったり、景気がもともと浮上している時代を
知らなかったりすることから、恋への幻想を
上記の経営層世代よりみていないのではないでしょうか。

付き合ったことがない人が増えているのも、
恋に対する憧れでの行動ではなく、
評価する相手の値をみて決めている傾向も予測できます。

就職で、恋に頼って決めてもらう考え方は
取引の見方で駆逐されつつあります。

インドの婚活マッチング

参考までにインドの婚活マッチングをみてみます。

インドの結婚のおおよそは、親が相手を決めます。
私が仕事で知り合ったインドの方も
親が決めた相手と結婚していました。

インドでよくある冗談では、
A「結婚してる?」
B「いや、してないよ」
A「君は、幸せだな」

というやり取りを結構されました。
そういうことなのかは分かりませんが。

相手は、星で生まれた時からすでに
決まっているという説のインドの方もいました。

 

最近ではここから進んで、インターネットで
結婚の相手を選ぶことがかなり増えたそうです。

インドでは身分の区分けもあります。
好き嫌いや収入やら住んでいる地域やら、
日本での判断基準に、同じカーストだという要素が
加われば、いくら人口が多いインドであっても
相手を見つけるのは容易ではありません。

ここでも恋は取引に敗れています。

判断層に時代の変化を伝えよう

時代が変わることは当然のこと。
自由意志を是とする憲法を持っていれば、
当然の帰結とも言えます。

ただ、時代が変わった程度の認識で
別世界のことと捉えている経営者が多いのではないでしょうか。

恋と取引の関係は、採用状況にもつながっています。

でも、恋の仕方が自社のビジネスに対して
何か影響を持つとはなかなか想像できません。
最終的に決めるのは経営者です。
時代の変化についていかなければなりません。

自分でついていけなくても、
人事担当者はこのような考えの変化を
わかりやすく伝えてあげる必要があります。

できる人がしっかりと評価できる機会を提供
することが人事担当者のモチベーションの一つです。

 

しかし、実際には、経営層にこの状況をなかなかわかってもらえません。
違う世代の判断過程のような、抽象的な概念を
説明しようとしても、「それはあなたの考えでしょ」と
一般化に苦労するのです。

そんな悩みを持っていれば、最近と昔の恋と取引から
話を説明してはどうでしょうか。

まだ、採用における提案が通っていない企業でしたら、
ネタにしてみてください。

【編集後記】
年末の大掃除の続き。
念入りに行なっています。平素からのつもりですが、
今年はこんな感じです。

【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO

【一日一新】
ビーフデミチーズグラコロ

【子育日記(2歳)】
子どもとおままごと。
ハンバーグを作ってくれました。

やり方を上手に学んでいるので、蒸し焼きにして
そのあと水分を飛ばす工程もしっかり再現。

何気なくやってるのでしょうが、上手です。

 

もくじ