副業・独立・起業するならマイナンバーカードは必須

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | 副業・独立・起業するならマイナンバーカードは必須

副業や独立起業する方にとってマイナンバーカードを取得するのは必須です。
別に政府広報でお金をもらっているわけではありません。

その理由は副業や独立起業において、かなりの時間節約になるからです。

もくじ

街角インタビューと報道の情報の偏り

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「わたしはアナログ人間だから、マイナンバーに反対」


街角インタビューで、マイナンバーカードへ反対する方の意見でした。
でも、その手元にはスマホが握られていました。
何かのジョークのようにも感じました。

テレビが年齢が高めの女性向けにつくられているのはわかりますが、街角インタビューを受けられるような方の意見だけをもとにすべてを語るのは、偏りがあるように感じます。

「メリットを感じない」というのも、もしかしたらそのとおりかもしれません。
住民票も印鑑証明書も、その方に時間が十分あれば、今まで慣れている市役所の窓口に取りに行った方がその方のコストとして安いから。

でも、副業・独立・起業を考えている方は、違います。
以下で紹介しますが、時間節約のメリットが大きいはずですので、つくっておきましょう。

時間節約になる

副業・独立・起業をする方に関係が深い、マイナンバーカードでやれることは、税務関連と会社設立関連、社会保険関連でしょう。

税務関連

確定申告でマイナンバーがあると受けられる控除額が増えます。
国税庁で「65 万円の青色申告特別控除を受けるためには、ご自宅等のパソコンにより、e-Tax で確定申告書・青色申告決算書等のデータを提出(送信)する必要があります」と記載がある通りです。

なければ、55万円の控除です。
個人事業主の事業所得の青色申告の場合ですが。

65万円の特別控除は、受けられて当然と考える方が多いのではないでしょうか。
でも、受けるためにはe-Tax経由の申告が必要です。

税理士に頼む方法もありますが、単純な申告なら自分でもできるので、その下準備としてマイナンバーカードは必須です。

また、今後は、医療費と控除の明細(やお薬手帳)との連携とあります。
確定申告で急に必要になっても手に入りません。

準備をしておきましょう。

会社設立関連

会社設立の関連で法務局に提出する書類の電子申請において、マイナンバーカードは役に立ちます。
これがあれば、法務局に行かずとも会社設立ができます。

日中忙しい時間を割いて、あるいは有給休暇を取得して法務局に行きたいですか?
直接行きたいのであれば止めません。

でも、法務局が近隣にない場合もありますし、手元で準備して送信できるのはとても便利です。

わたしも法人設立をしていますが、設立のために法務局に一度も行っていません。
マイナンバーカードがあればこそです。

なければ、行く必要や現物を郵送する必要がありました。

社会保険関連 保険証

マイナンバーカードが今後は保険証代わりになりますので、必要です。

社会保険の申請関連では、マイナンバーカードまでは不要です。
マイナンバーがあれば足ります。

でも、保険証が完全に切り替わってしまえばマイナンバーカードがいりますよね。
また、手続きが終わってから保険証が送られて手元に届くまで郵便事情を考慮すれば10日は見ておきたいです。

であれば、手元のマイナンバーカードで足りるのならそれで十分ですう。

銀行・証券

口座開設をする際には、マイナンバーカードが必要です。

法人名義の口座開設において、代表者のマイナンバーカードの立体スキャンで申請をさせていました。
立体スキャンということは、通知カードでは足りません。

法人設立後すぐに証券口座を持つというわけではないでしょうが、今後の開設で金融関係はマイナンバーカードを要求していますので、必要です。

その他

こちらは一般の方と同様のメリットを並べておきます。

  • 住民票のコンビニ取得
  • 印鑑証明書のコンビニ取得
  • 課税証明書のコンビニ取得
  • 戸籍謄本のコンビニ取得
  • 身分証明書に使える
  • 連続的な保険証

無理に取る必要はないが、時間コストが節約できる

マイナンバーカードを無理に取る必要はないです。
でも、情報漏えいvsカードを持ったときのメリットというよくある話は、一部の人に対しての判断材料にしかなりません。

時間節約のメリットは大きいです。
そして時間が一番ないのは働き盛りの人たちです。

一般の情報番組が流しているもので、「会社設立にいい」とか「法人口座開設にいい」とか、一度も聞いたことがありません。
でも、これから副業・独立・起業されようとする方は、こういうところの方が、情報漏えいの危険性を杞憂するよりも大切な情報ではないでしょうか。

人によってリスクの見積もり方も違いますし、割ける時間も違いますが、副業・独立・起業を考えている方はすぐに取っておきましょう。

【編集後記】
急いでいても、起業後の金融機関の審査などは時間がかかります。
みなさま、焦らず余裕を持った申請をしていきましょう。

【運動記録】
ストレッチ○ サプリ○ ジム○

【子育て日記(5歳・1歳)】
少し寒くはなっていますが、子どもは相変わらず元気です。
ウキウキで登園しています。

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