社長や経営層の人と話していてよく聞かれるのも、パスワード管理の方法をどうしたらいいかということです。
セキュリティ上は大切だったとしても、すべてのパスワードを異なるものにして、時期が来たら変えるのは面倒です。
私の運用としても、もちろんすべてのパスワードは変えていますし、定期的な変更もしています。
しかし、なかなか大変です。
一括管理ができるととても効率があがります。
今回、紹介するのは、パスワード管理が一元でできるpCloud Passです。
pCloud Passの基本機能
基本機能
pCloud Passは、pCloudが提供するパスワード管理ツールです。以下はpCloud Passの主な機能です。
- パスワードの安全な保存：ユーザーのパスワードやログイン情報を安全に保存し、暗号化して保護します。
- 自動フォーム記入：ウェブサイトへのログイン時に、保存されたパスワードを自動的に入力してくれる機能です。
- パスワード生成：強力でランダムなパスワードを生成することができ、セキュリティを向上させることが可能です。
- クロスプラットフォーム対応：複数デバイスでパスワードを同期し、さまざまなプラットフォームやデバイスで利用できます。
- シームレスな統合：pCloudストレージアカウントと統合されており、一つのアカウントで両方のサービスを利用できます。
- 二要素認証 (2FA)： アカウントのセキュリティを強化するために、二要素認証によるログインが可能です。
こういうソフトウェアは、競合がたくさんあります。
有名なところは1Password、Dropbox Passwordsがあります。
また、ブラウザに保存している人もいるかもしれません。
ブラウザを使うのは、簡単に保存ができるというメリットがあります。
しかし、デメリットもあります。
- フィッシングサイト：ブラウザはURLが似ているだけのフィッシングサイトに対してもパスワードを自動入力してしまうリスク
- クリアのリスク：ブラウザのキャッシュやクッキーをクリアする際に、パスワードも一緒に消去してしまう可能性がある。
- デバイス共有：仕事先など、ブラウザを共有しない場合に、他のデバイスからアクセスする際に不便。
- ブラウザとセキュリティ：ブラウザを同期したときに、セキュリティが弱い環境にあるデバイスがあれば、そこから漏洩する可能性がある。
特に気になるのは、フィッシングサイトでの自動入力です。
使用の様子
パスワードマネージャーの基本機能として、パスワード生成自動、パスワードの保存、デバイス共有が簡単です。
イメージとしては、下記のような感じで使えます。
複雑さはほとんどないですよね。
インポートあり
インポートの機能もあります。
他のサービスを使っていても、移行が可能です。
セキュリティとプライバシー
pCloud Passのセキュリティ機能の紹介。
pCloud Passが作ってくれるパスワードの長さは、人が管理できるよりも複雑で長いです。
強力なセキュリティ機能といえます。
二段階認証、安全なパスワード生成も十分です。
軍用レベルの暗号化とゼロナレッジプライバシー
pCloud Passは、軍用レベルのAES 256ビット暗号化アルゴリズムを採用しています。
これは、米国政府がトップシークレット情報を保護するために使用するものと同等のセキュリティレベルです。
さらに、ゼロナレッジプライバシー原則に基づいて設計されており、pCloud自体もユーザーのデータにアクセスすることはできません。これにより、ユーザーの情報は完全に秘匿されます。
ユーザーのデータがどのように保護されているかの詳細。 pCloud Passでは、ユーザーのデータは端末上で暗号化された後、セキュリティが強化されたサーバーに保存されます。暗号化キーはユーザー自身だけが持っており、pCloud社や第三者が解読することは不可能です。
万が一データセンターに不正アクセスがあった場合でも、データは暗号化されているため安全です。また、サーバーは耐久性と冗長性を備えており、災害時でもデータの安全が確保されています。
他のパスワード管理ツールとの比較
他のパスワード管理ツールと比べてみましょう。
ほぼ差が見られないところは抜かして作成しています。
 1Password | pCloudPass | Dropbox Pass | |
|---|---|---|---|
| プライバシーポリシー | カナダに基づくポリシー GDPR準拠 | スイスに基づくポリシー GDPR準拠 | アメリカに基づくポリシー GDPR準拠 |
| ストレージ容量 | パスワード管理に特化 1-5GB | pCloudサービス(買切ストレージ)と統合利用可能 | Dropboxアカウントのストレージ容量に依存 |
| 保存パスワード数の比較 | パスワード項目数に制限なし | パスワード項目数に制限なし | パスワード項目数に制限なし Dropboxストレージ容量に依存 |
| 価格とサブスクリプションモデル | 個人用プラン: 約$2.99/月から | 月額$2.99/月(年払い2.41/月) 買切り$149 | Dropboxサービスと統合 |
好みもありますが、pCloudの推しとしては、スイスのイメージとEU基準という点を挙げています。
その点よりも、私個人は買切りのモデルという点が好みです。
なお、pCloudもセールをよくしています。
今は、85%オフの年末セールで、499ドルで2TBのクラウドストレージ買切りが可能です。
ブラックフライデーセールが大きめなので、待てる方は11月を待ちましょう。
【編集後記】
おおよそポケモンBWを見終わりました。
アニポケは、別れがあっさりですね。
馴染んだ分、少し寂しいですね。年末は何を見ましょうか。。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(6歳・3歳)】
子どもの看病で年末を過ごしています。
看病といっても、だいたい元気ですが。