耐震と戸建住宅の開放感の両立は難しい

基礎工事

広いリビング、対面キッチン、一体化した生活の場の人気はとても高いです。しかし、開放的な空間を用意すると耐震等級が取得できません。熊本の地震もあり、基準に沿うことを考えると、条件が厳しいです。

 

基礎工事

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耐震等級の利点

耐震等級を取得するとの利点は大いにあります。

  • フラット35の金利Aの適応(10年間金利➖0.25%)
  • 地震保険(耐震等級3で50%オフ)
  • 安心感

フラット35は長期固定金利となっています。金利が0.25%下がることとなります。1,000万円の借り入れに対して年間の金利が25,000円下がる計算です

地震保険の割引も住宅が建っている限りの適用となりますので、30年間、仮に1万円が毎年安くなると考えると、1000万円借り入れで金利が0.1%安くなったのと同じです。30年間を考えれば30万円安くなります。

また、安心感もあります。素人目から見て、耐震等級3などに沿っているものであれば何と無く安心と感じるでしょう。

開放リビングと耐震等級

耐震等級を取得するには、一定の区間に柱が必要です。しかし、開放的なリビングを求める場合、柱は邪魔です。

生活的な開放感を取るのか耐震等級を取るのか。

開放の意味からいえば、吹き抜けも耐震等級取得に良くないです。箱を想像してもらったらわかりやすいです。ダンボール箱は全ての面が組んであるとしっかりとしますが、フタが開いている状態ではすぐにつぶれます。家も同じです。

審査機関の基準も同様に厳しくなっています。

 

耐震等級相当もある

広いリビングがほしい、でも地震が心配。そういうときは、耐震等級3相当などを取ります。

耐震等級3とは「数百年に一度程度発生する地震による力の1.5倍の力に対して、倒壊、崩壊等しない程度を想定」となっております。耐力壁や壁を上手に取り入れ、構造計算まですれば安心としては担保できます。

この場合金利の優遇は受けられません。でも、金銭を求めて戸建を建てるわけではなく、満足が最初にきます。一つの選択肢に見てください。

何を取るかどうか

何をどう取るか、家づくりの価値観は自分とパートナー、親族の意見なども含めて上手に決めて行きましょう。

 

【編集後記】
夢を追いかけて大学に行ったにもかかわらず、就職直前に仕事という現実に直面して諦めるという話を聞きました。やはり出口をしっかり確認した上での大学選びやらが大切です。

【昨日のはじめて】
焼きたてマロンパイ

【子どもと昨日】
膝立ちをして、棚の書類を引っ張り出すことを覚えました。2段目の棚の書類は避難しなければ。

ケラケラ笑うようにもなりました。笑った声がディズニーアニメのキャラクターのようです。昔はわかりませんでしたが、こういう音からアニメの笑い声をとってるんですね。

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