組織でもルールでも、シンプルだと壊れにくい

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決め事はできる限りシンプルにできると、壊れにくいです。
そして、使いやすさにつながります。

複雑なルールの方が、現実を反映するし公平感があると考える場合もありえます。
でも、メンテナンスをする必要もあります。

運営と保守の両方の観点から、シンプルな組織やルールが望ましいです。

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*シンプルな造形の例

もくじ

複雑さを好む人

ルールを作るときに、複雑なものを好む方がいます。

細かい場合分けがあることが公平だと考える。
間違いではないです。

あまりにもシンプルすぎるルールだと、どこかで不公平感を指摘されます。

例えば、与信管理において会社をどう分類するかを例に取りましょう。

  • 資本金の額や売上・利益で管理していくのか。
  • 営業担当が現地で肌で感じる要素をどう反映していくのか。
  • 取引の量や年数で判断するのか。

などなど、複数の要素が挙げられます。

取引年数で決めれたら、線引が簡単ですが、事実を反映しにくいです。
では、変数を10個くらいにするといいかというと、判定の要素が多すぎて判定しにくくなります。

どこかで不公平と言われる

たくさんの場合分けをすると、どこかで歪みが生じて不公平感を指摘されることがあります。

上場企業の子会社と非公開会社では、どっちが信用できるでしょう。
いくつかのフローに分けると、垂直では整合性が取れても、水平の整合性が合いにくくなることがよくあります。

あまりに条件が多いと、正確と言われる反面、どこかで近接境界が生まれ、不公平感が高まります。

シンプルでないと、メンテナンスが大変

制度の許可を出す上長は複雑であっても関係ないときがありますが、現場担当だとその都度のメンテナンスに時間を取られるのはつらいところです。

毎日そのルールの文言に触れて検討しているわけではないです。
問い合わせがあるたびに、その文言を吟味しなおします。

複雑なルールだと、前回の思考過程や判断過程を思い出すのに時間がかかってしまいます。

社内の他の人は「ちょっとだけだから問題ないでしょう」というかもしれませんが、担当者自身は、こういったメンテンスが辛いと感じる点になります。

まとめとして

ルール作成は現実を反映したものがいいです。

しかし、きっちりと現実を反映させると複雑になっていきます。
あまりに複雑だと、ルールを守ることが大変になります。
また、簡単にしすぎても実態を反映できない状況に陥ってしまいます。

バランスをとって、ルールはできる限りシンプル、かつ、周りと連携を取れると作成しやすくなります。

【編集後記】
とある発表資料の作成をしています。
どういう反応を受けられるか、楽しみに作ってみました。

【運動記録】
ジョギング雨 ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳)】
夜に一緒にお散歩。
たまたま見つけた三毛猫と目があったので、「おとうさん、ねこがこっちみてるよ〜」とうれしそうでした。

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