採用での「自発性を求める傾向」と「協調性を求める傾向」

机
就職するときでも何をするか、学生時代で迷います。
たまに面談する方でも、学生時代のキャリア分析が
足りずに短期離職に嘆く方もいます。
じゃあ、その方が辞めた後の今、十分に自分の分析が
できているかというと、できていません。

また、学校で勉強ができて処理能力が優秀な方にとっても
なかなかキャリアを決めるのは難しいです。

一つの原因はこれまでの学校教育にあります。

キャリアを自己決定することは難しいと感じる人が
多いのですが、それがこれからのスタンダードになりつつあります。

社会が自発性を求めるようになっている流れと、
さりとて求められるものと提示できるものを
合わせる観点が雇われるためには大切だということをまとめてみます。

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もくじ

作れば売れる社会における学校は効率性を求めた

学校教育においてはしきりに効率性を求められます。
何かを暗記しているか、大量の処理を短時間でこなせるか、
言われたことを守れるか、協調性はあるか。

大量に製品を作れば作っただけ売れる社会では
どれだけものごとを効率的にこなせるかが
重要視されます。

何を作るか、どんなものが社会に求められているか、
そういった先を見据える話は二の次で良かった訳です。

先のことを自主的に考えるような頭の構造を教育
するのではなく、さっさとこなせることを
できるようにすることを求めます。

創造より処理能力を優先する教育の中で育てば、
自分のキャリアについても同じ様に処理します。

夢みたいな一足飛びのものを想像する力は失われ
何をしていいのかわからなくなってしまうもの。

何をしたいか決めなきゃいけない社会に

ものを作っても売れなくなってしまった社会において、
何ができるかよりも、何がしたいかが優先されています。

昔よりも意味を求めているのでしょうか。

求められていても、何をしたいかを表明することを
学校教育の中で抑圧されて生きてきた人も多いため、
能力が優秀であっても「何かやりたい」という気持ちが
あまり育っていないこともあります。

それでも、自分でやりたいことを産み、
やりたいことを育てる義務が出てきてしまっている
世の中の採用方針からは逃げにくいところです。

求められるところとやりがいとの共通項

注意点として、いくらやりたいことを求められるからと
いっても、どこかに勤める場合は相手から求められるところと
やりがいとの共通項をしっかりと提示しましょう。

「自立心や自走性がありつつも、組織に馴染んで
しっかりと定着してくれる人がほしい」

とがれといわれているのか、協調性を大切にしろと
いわれているのか、よくわかりません。

しかし、二者択一ではなくて上手なバランスを
求められていると解しておけば、
やりたいこととやってほしいことの共通点を
しっかりつかんだ上で履歴書や職務経歴書を
描きましょうね、となるでしょう。

【編集後記】
授業の合間を見て、労働法関連の書籍を読んでいます。
面白いです。

【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO

【一日一新】
近江戦国時代サブレ

【子育日記(2歳)】
お風呂で、
私「十数えたら出ようね」と。

子ども「は〜い。
い〜ち。

じゅーう!」

そういう短縮って2歳児も言うんだなとしみじみです。

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