租税法演習ノート21の4版が出版されています。
親しみやすく書かれているので、興味がある方は手にとってみるといいかなと。

ただ、深みがそこそこあるので、いっぺんにすべてをこなすのではなく、興味のあるものから少し手をつけてみるという使い方をオススメします。

 

 

お見合いできない子(租税法)でも会ってもらえる親しい語り口

本書の事件の見出しを読んでみても、身近に感じてもらうように工夫がされています。
最初の設問は、「土神家の一族」とされていて、相続の問題から来ています。

佐藤英明教授は、「スタンダード所得税法」での語り口も柔らかでした。
他に執筆された教授陣も本書で親しみやすいように問題を書いてくれています。

とても好感が持てる方法でしたが、このやり方を見て、婚活男子の事例を思い出しました。

「この子(租税法)はとてもいい子なんです。
でも、見た目がかたすぎて、なかなかお見合いにもこぎつけられなくて・・・。
一度でも会ってもらえたらいい子だとわかるはずなんですが。」

という感じが、本書を書かれた方の苦労があったのではないかと推測いたします。

お見合い相手に会ってもらえるような語り口で紹介されているので、読みやすいです。

 

 

取扱いの分野と設問別内容項目一覧表がある

所得税、法人税、相続税・贈与税、租税法総論、租税手続法を扱っています。

これらすべてをこのレベルでわかっておくと、昨今の租税法における問題点がよくわかったことになるはずです。
ただ、最初からこのすべてを読みこなせるわけではないでしょう。

自分の興味がある範囲や、深めたい範囲の問題からまず取り組みましょう。

本書には、「設問別内容項目一覧表」(364-365頁)がついています。
特定の問題点だけ先に取り組むことも可能です。
例えば、借用概念の問題だけをまず追いたければ、第5問・第15問・第21問を見ればいいことがわかります。

けっこう論点がみっしりしているので、すらすらと読み込める人が多い本ではないといえるでしょう。
(裏返せば、内容が充実しているといえます。)

 

解答例がついているのがうれしい

本書には、解答例があるのがうれしいです。

大学院の授業で判例研究を行ったとしても、どこかで講義をしてもらうように、解答解説が中心な授業は少なくなっているのではないでしょうか。
暗記では、現実の事例に対応することが難しいので、生徒にあてはめさせ考えさせることが増えています。

授業の時間も限られていますから、一コマの中で生徒の話の時間を増やそうとすれば、教授陣の話の時間が少なくなります。

自分の調べてきた事例では問題ないでしょうが、発表者以外の聞く立場の人にとっては教授のまとまった話が聞ける時間が少なくなると、柱として理解する内容がぼやけることがあります。

その点、本書は教授陣がしっかりと解説を加えてくれているので、どこが問題点かわかりやすいです。

また、関連問題が載っています。
関連問題は解答例がありません。

解答例を見たくない方は、こちらの問題をしっかりと解くといいかなと。

ちゃんと問題に取り組もうとすれば、一月程度かかる演習ノートです。
空き時間や合間を見て少しずつ取り組むとやりやすいでしょう。

 

【編集後記】
用事を済ませるとともに、ペンディングしていたブログのカスタマイズを少し進められました。
完璧を目指すと時間がかかってしまうのですが、ある程度を目標にもう少し修正をしていきます。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳・0歳)】
気分転換に一緒に外出をしました。
人がいないところ(=密にならないところ)だと限られるので、選択肢が少ないのが難点です。
それでも、世間の雰囲気ほど子どもは暗くないです。
一緒にいてこちらも明るくなります。

そろそろ虫取りとかに行こうかなと。