UiPathで1秒未満(ミリ秒)待機を指示する方法

UiPath Delay

UiPathで1秒未満の時間を待機させる方法です。

古いシステムに指示を出す場合や、クライアントパソコンを変更した場合に役に立ちます。

UiPath Delay
もくじ

1秒未満待機の指示

UiPathの待機は、通常1秒単位です。

待機を入れ込んだ場合にそのプロパティを見てみます。

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1秒待つ場合には、
「00:00:01」と書きます。

実際の画面で確認すると

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となっています。

これを0.1秒未満にする場合には、「00:00:00.1」と書きます。

画面上で確認すると、こちらになります。

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末尾の00000が気になりますが、
問題ありません。

テスト例

念のためにテストをしてみます。

変数の設定

dtToday
dtToday2
dtToday3

と変数を用意して、0.5秒の待機を間に挟んでタイムスタンプを取ってみます。

フロー図を先に示すとこちらです。

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まずは、dtTodayを作成します。
変数の型はDateTimeです。
変数の型に「system.datetime」と打ち込んで選択しておきます。

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スコープは今回はあまり気にしていません。

出来上がりはこの形です。

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dtToday2とdtToday3についても同様の設定にしておきます。

現在時刻はDateTime.Nowで取ることができます。
先程作った「dtToday」に代入で現在時刻を当てはめておきます。

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テキストの書き込み

テキストファイルに出力をします。

delaytest.txtというテキストファイルに結果を出力するとして、「テキストをファイルに書き込み」から、

dtToday
dtToday2
dtToday3

と並べて出力してみます。

改行コードは何種類かありますが、

+vbCrLF+

vbCrLFを挟む形で作ってみます。

実際の形はこちらです。

dtToday.ToString + vbCrLF + dtToday2.ToString + vbCrLF + dtToday3.ToString

シーケンス全体

これまでのシーケンスを並べてみます。

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この出力結果を見てみますと

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0.5秒後を2回取得していますので、dtToday3は1秒後になっています。

ちゃんと取れていそうです。

レガシィシステムでEnter送りが粘る

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コードはきれいにかけるといいのですが、UiPathなどのRPAで対応させる古いシステム(レガシィシステム)は融通が利かない設定が多いです。

後世で何かをすることを想定して作られていないためです。

指定キーでなく、Enterで次の入力ボックスに移動せざるを得ない場合のEnter送りをします。
あまりにキー入力が早いと、うまく動かないことがあります。

そういうときに待機をするのですが、1秒は集積すると長いです。

ちゃんと動く最小の待機時間にするために、1秒未満の設定をします。
1秒待機が長いと感じたら使ってみてください。

【編集後記】
ブログのカテゴリーの整理が、比較的できてきました。
最初は、なかなかうまくできませんでしたが、何度も上塗りするように色重ねると少しずつ良くなっていくものですね。

【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO

【一日一新】
とある書類運送

【子育日記(2歳)】
正月休み明けで、久々の保育園でした。
毎日通っていたときに比べて行くまではなかなか気持ちが乗らないようでした。
休み明けちょっと行きたくないのは、大人も一緒ですよね。

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