上位互換の人が他にいると、あなたは専門と名乗れないか

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上位互換の人とは、あなたがしている仕事を
他の人がもっと上手に、あるいは効率的に
こなすことができる状態をいいます。

売りにしたい能力があるときに
あなたの上位互換の人が存在してしまうと、
売りにすることができないと感じがちです。

学校は、課題が同じ、方法も決められがち。
だから、学校にいる状態であれば
上位互換の人があなたの価値を
簡単に下げる可能性がありえます。

しかし、学校のような制限がない状態であれば、
上位互換が存在しても、それほど問題ではないです。

 

理由はいくつかあるかもしれませんが、
「売る価格」「売る相手」「使う状況」が同じかどうかに
着目して考えてみましょう。

 

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*似た商品でも別の棚に置ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もくじ

例えばネックレスを選ぶことで考える

身近な例で、ネックレスを売ることで考えましょう。
趣向性も多様で、売り手も買い手もたくさんいる商品です。

高価格のものは、低価格帯の上位互換である
可能性が高く、低価格帯の用途を補います。

真珠の一粒ネックレスで品質の良いものが一つあれば、
普段にも使えるし、ちょっとした集まりにも使えます。
性能がよければいつでも使えるので、
それが上位互換の良さとも言えるでしょう。

しかし、価格で明らかにその対象が異なってきます。

高価格のものと低価格のものは、
百貨店に行けば明確に売り場を分けていますし、
広告を出している媒体もはっきり違います。

 

使っている素材・大きさ・色味・形・質などを
専門的に見れば、唯一無二。違いは明確でしょう。

しかし、素人から見ると、そうでもなく、
ダイヤモンドを使った婚約指輪、結婚指輪、普段用など、
大まかな区分けです。

 

こんな様子から考えれば、価格帯、売る相手、使う状況の
3つから対象が分かれています。

上位互換とされる商品同士でも、
買い手から見れば同じ区分けに存在しなかったり
そもそも価格帯として対象とされなかったりします。

 

例えば紙の質を選ぶことで考える

印刷する紙を選ぶときにも同じことが言えます。

紙の品質や厚みなどでその価格帯は変わってきます。

価格帯が高ければ品質が上がることが多いでしょうが
あまり品質が高い紙を異なる用途に使うのは違和感があり、
ネックレスの例で出したように、高価格のものが低価格の
商品の上位互換ではない場合があります。

結婚式の招待状に使うような厚手で高級な紙を
新聞のチラシに使いにくいでしょう。
コート紙のような紙を使い捨ての用途に用いるのは
違和感があります。

紙の用途の場合、高価格のものが必ずしも低価格のものの
上位互換にならない例を示しています。

 

「価格帯」「売る相手」「使う状況」の前提で分けよう

例えば士業やフリーランスで、
あなたの上位互換らしきものを見かけると
専門性を名乗るのがおこがましいと感じ
自信をなくすことがあるかもしれません。

しかし、上位互換は純粋には存在しません。
上位互換はあくまで同じ区分に存在するものを
比べている状態です。

価格帯・売る相手・使う状況によって
同じ区分かは変わります。

また、同じ区分かどうかを決めるのは
専門の人ではなく、素人であるその買い手で
あることが多いです。

だからこそ、上位互換の人が存在するかどうかで
あなたが専門性を名乗りにくいかどうかについて、
「No」と否定できます。

自分よりできる人を見つけても
単純に比べすぎる必要はないのです。

もし周りを見すぎて自信をなくした人がいれば、
価格帯・売る相手・使う状況が上位互換の前提にあることを
確認しましょう。

そして、あなたと上位互換の人と思しき人が
本当に同じ区分に存在するかを確かめておきましょう。

 

【編集後記】
急に参考書籍が必要になったので、図書館へ。
それなのに図書館へ着く途中で、
状態が貸出中に。。。

同じく論文目的だろうということで諦めて、
梅田の大型書店で7千円くらいのを
買うことにしました。

【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳・0歳)】
抱っこひもで連れ出して外へ。
足の位置を整えてぴったりさせると
落ち着いたようで、よく眠っていました。

ふと目が覚めて、見上げたら風景が違うので、
目を丸々させてキョロキョロしてて、面白かったです。

 

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