平等化や効率化で、給湯室の仕事をなくしたいときに考えること

一人事務所を大阪で営む税理士のブログ | 平等化や効率化で、給湯室の仕事をなくしたいときに考えること

一昔前まで、給湯室の仕事を女性に振る場合がありました。
その名残がある組織もあれば、既に脱却している組織もあるでしょう。

男女平等の意識においても、採用面においても、給湯室の仕事をなくしてみることを選択肢に置いてみるのはどうでしょう。
完全にできなくても、負担感を減らすだけで全体の仕事のバランスを整えられるかもしれません。

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もくじ

給湯室の仕事が偏って渡される問題点

給湯室の仕事について考える利点としては、以下の3つが挙げられます。

  1. 現在の男女平等意識に合わない
  2. 給湯室での雑談問題
  3. そもそもの効率化の課題である

男女の平等意識に合わない

一部の組織では、男女のうち、女性に給湯室の仕事を割り振っている場合があるでしょう。
一般事務に女性だけをとって、一般事務にその仕事を割り当てている場合に、どっちが最初か悩ましい問題はあるにせよ、平等意識の問題として、どちらでもできることをどちらかの性に割り当てていることに抵抗感を覚える人も増えているはずです。

ものによっては、仕事なのかわからないものもあります。
なんとなく、その組織に入ったら女性がやっていたから引き続き女性がやっていることもあります。
その仕事の割当はおえらいさんが行うので、「いやです」と抵抗する間もなく、引き受けていることもあるでしょう。

男性側であってもその仕事が女性側だけにふられているのを見て、いい気持ちがしないです。
さりとて、その仕事の当事者ではない場合に、言い出しにくいかもしれません。

給湯室雑談問題

強制的に仕事をふられているという側面だけでなく、息抜きやサボるために給湯室を利用しているという給湯室問題もあります。

仕事に追われて一生懸命処理をしているにもかかわらず、給湯室からヌルい雑談が聞こえてくると仕事をする気が下がります。

一時期のタバコ問題に似ている側面があるかもしれません。
タバコが休憩なのか、仕事の一貫なのか。

交流の場として喫煙所があるとすれば仕事に役立つのでプラスであるとする反面、タバコを吸わない人にとってみれば60分で10分移動と喫煙に当てていると、8時間で1時間以上喫煙している(サボっているという見方があります)。

給湯室の場合にも、情報交換という側面をプラスとして見て、その給湯室の仕事が必要か不明な仕事としている場合を見ると、サボっているように見えることもあります。

タバコと給湯室問題では、仕事として与えられているかが決定的に違うので、サボりの側面として評価するには拙速かもしれませんが、経験的には、一部にサボっている人もいました。

効率化の課題として

掃除を外部委託するのと同様に、給湯室の仕事を内部で行っていて本当に効率が高いのかという効率化の側面からの疑問もあります。

また、仮に外部委託できないとして、その仕事自体をなくせないかという観点も必要です。
続けていたから続けるでは、仕事の成果が少なくなってしまいます。

給湯室のしごと内容

では給湯室ではどういった仕事をしているでしょうか。

代表的なのは、

  • 来客のお茶出し
  • お昼のお弁当の用意
  • 掃除関連

あたりです。

これらの仕事を共有化するか廃止することで、給湯室にたまる理由をなくせますし、総務部の仕事の平準化ができるはずです。l

対策

お茶出し

来客のお茶出しについては、ティーサーバーを入れたりペットボトルにするのが一つの解決策です。

ティーサーバーを入れると、業務用なら5,000円程度/月で導入ができます。
福利厚生として社員に使わせている場合もありますので、兼用の考え方で導入検討もできます。

小さなオフィスなら紙コップとネスカフェアンバサダーでもいいでしょう。

法人は無理でしょうが、個人であれば無料レンタルもできます。
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これらで、来客対応する人が自分でお茶出しをすることが可能です。

また、コロナ禍なので、お茶出しを小型のペットボトルにする組織も増えました。

200mlのもので例示しますが、もっと小さなサイズを出している組織もあります。

お昼

お昼のお弁当で、汁物やカレーなどの椀物の対応をするかどうかは、継続か再検討していいところです。

福利厚生の一部として続けるという考えがある一方で、個人が食べたいものを食べてもらうことや、置きおかずのようなサービスを導入して代替することも十分考えられます。

掃除

定期的な掃除はなくしにくいものですが、掃除の仕事を偏って配置する理由はないです。
分担を再度見直せば、給湯室の仕事を偏って割り振ることもなくなるでしょう。

まとめとして

男女というだけの目線ではなく、仕事全体の効率化という意味で給湯室の仕事を見直してみるといいでしょう。
成果を生まない仕事をどうやってなくすか、少なくするか、効率化するかは、全体を最適化する上でも考える箇所です。

内部の方は特に感じるでしょうが、「給湯室の仕事をなくそう」と言い出しにくかったり、目が向かなかったりすることが多いです。
管理職の方が課題として検討することが意外と解決への近道です。
日々の仕事に係る一課題として、改善したいと考える組織は取り組んでみましょう。

【編集後記】
緊急事態宣言下だと、多くの施設が閉まります。
もちろん、必要なのでしょうが。
無味乾燥にならないように何か家でできる何かを考えたいです。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳・0歳)】
一緒にお料理をしました。
子ども用の包丁で、にんじんを切ってもらったり具材を鍋に入れてもらったり。

手付きが手付きなので、見ているこっちがヒヤヒヤしました。
でも気に入ったようです。

「またしたい」と言ってくれたので、定期的に一緒に料理するつもりです。

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